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エンジニアにとって「情報のインプット」はなぜ重要? 具体的な方法や注意点を解説

エンジニア辞典

日々進化していく技術に対応するために、エンジニアは日々新たな知識やスキルのインプットを行う必要があります。エンジニアとしての市場価値を高めるためにも、インプットは必要不可欠です。

では、エンジニアとして活躍し続けるためには具体的にどのような方法でどのような内容をインプットすべきなのでしょうか。この記事では、エンジニアがインプットを続けなければならない理由や、インプットすべき内容、具体的な方法などについて詳しく解説します。

エンジニアのインプットとは?

インプットとは「入力」を意味し、新しい知識やスキルを身に付けることを指します。エンジニアにとってのインプットには、以下のような内容が該当するでしょう。

・プログラミングに関する書籍を読み、業務に必要なプログラミング手法を学ぶ
・現役エンジニアが講師として登壇するセミナーを受講し、仕事で役立つノウハウを身につける

エンジニアの場合は新人のみならず、一人前になったあとも、ベテランでさえインプットし続けることが重要と言われます。「エンジニアは一生勉強が必要」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ここからは、エンジニアにとってインプットが重要と言われる理由について解説します。

エンジニアとして活躍の場を広げるために、日々インプットに励もう

インプットの継続が重要な理由

エンジニアがインプットをし続ける必要性は、大きく以下の二つです。

・IT技術は日々進化しているため

IT業界では、日々新たな技術が登場しています。数年前にはトレンドだった技術が、今では時代遅れということもよくありますよね。過去に習得したスキルがいつまでも使えるわけではありません。

エンジニアが活躍し続けるためには、時代の流れに後れを取らないよう新たなスキルを常にインプットし続ける必要があります。逆に言えば、新たなスキルを少しずつでも取り入れることで自分の武器を増やすことが可能となるのです。

・IT業界は実力主義なため

日本企業では今だに年功序列の人事制度が採用されているケースもありますが、IT業界においては実力で評価される傾向があります。特にエンジニアは学歴や勤続年数よりも「何ができるのか」「どのような経験があるのか」が重視され、ポジションや収入が決まるケースも少なくありません。

自身の実力がそのまま評価対象となるため、実力が足りなければ希望するプロジェクトへの参加やポジションアップがかなわないこともあるでしょう。そのため、インプットを通じて常にスキルアップを続けることが重要なのです。

エンジニアがインプットすべき内容

では、具体的にエンジニアはどのようなことをインプットすべきなのでしょうか。スキルアップやキャリアアップに役立つ内容について解説します。

新たなプログラミング言語

プログラミングはエンジニアにとって欠かせないスキルです。現在メインで使っている言語に加えて新たな言語を習得すれば、対応できる案件が増え、仕事の幅を広げられます。

また、プログラミング言語にもトレンドがあります。数年前に主流だった言語が、現在ではほとんど使われない……ということもよくあるでしょう。そのため、現在需要のある言語を選択してインプットすることが大切です。

検索エンジンのデータをもとにしたプログラミング言語ランキング「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」の2022年11月度のランキングを見ると、Python、C、Javaなどが特に注目を集めていたことが分かります。

プログラミングの開発環境や開発手法も新しいものが次々と登場しているので、多くの情報を得てプロジェクトに最適な開発環境、開発手法を選択できれば、作業の効率化も可能です。

技術トレンド

プログラミングだけでなく、IT業界全体の動向やトレンドの技術についてキャッチアップすることも重要です。

例えばAIや5G、IoT、データサイエンスなどの最新技術は特に注目されています。IT人材が不足している中で、最新技術について知見のあるエンジニアはあらゆる場面で重宝されるでしょう。

英語力

エンジニア向けの最新情報は海外から発信されることが多く、日本語に翻訳されるまでにはタイムラグが発生します。また海外製品のマニュアルは英語のみの場合も多いです。そのため英語力を伸ばせば、最新情報をタイムリーに取得して仕事に生かすことができるでしょう。

またグローバル化が進む中で海外に開発拠点を置く企業も増えており、国外の取引先やエンジニアとコミュニケーションを取ることが一般的になってきています。英語力を持つエンジニアなら、担当できる業務の幅や可能性も広がりキャリアアップにつながるでしょう。

英語力

専門分野以外の知識

エンジニアは「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」など、それぞれ専門分野を持つ職種に分かれています。とはいえ、実際の業務では専門分野以外の知識が必要になる場面も多くあります。

対応できる範囲を広げるために、専門分野に関連する分野から少しずつインプットしていくとよいでしょう。フロントエンドエンジニアなら、サーバーサイド言語やUI/UXの知識などから始めてみるとよいのではないでしょうか。

また、あらゆる業界で導入され始めているクラウドサービスや需要の高いセキュリティーについての知見は、全てのエンジニアに必須と言えます。

目指すキャリアに求められるスキル

目指すキャリアやポジションが明確な場合は、実現するために必要なスキルや知識をインプットしましょう。

例えばPM(プロジェクトマネジャー)を目指す場合、技術力だけでなくマネジメント力が求められます。プロジェクト参加時に「どのようにプロジェクトが進行するのか」「PMはどのような動きをしているのか」など意識的に観察してインプットすると良いでしょう。

また「プロジェクトマネージャ試験」など、関連する資格取得に励むのもおすすめです。

エンジニアにおすすめのインプット方法

ここからは、エンジニアが効果的にインプットできるおすすめの方法を紹介します。

書籍や動画教材等で独学する

書籍からのインプットは、多くの情報を深く学べる定番の方法です。さまざまな分野の書籍が豊富に出版されているため、自分の学びたい分野やレベルに合わせて選択しましょう。一度読み終えたあとも、必要になった際に辞書のように参照して何度も繰り返し学ぶことができます。

PCやスマホから動画教材を視聴するインプット方法もおすすめです。映像で学習できるため理解しやすく、座学が苦手な方でも継続しやすいでしょう。移動時間などスキマ時間を活用したい場合にも向いています。

動画教材での学習には、さまざまなジャンルの動画講座を購入できる『Udemy』や、ライブ動画の配信も行っている『Schoo』などがよく利用されています。

書籍や動画教材等で独学する

セミナーや勉強会へ参加する

エンジニア向けのセミナーは、講師が受講者に対して特定のテーマやスキルについて教えるスタイルが多く、中には講師に直接質問できる場合も。現場で役立つスキルや最新の業界動向を習得することができます。

その他、エンジニア同士が集まって行う勉強会も開催されています。さまざまなエンジニアと交流することで幅広い情報が得られたり、刺激を受けてモチベーションが向上したりと、独学では得られないメリットがあります。

エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォームであるconnpassでは、セミナーや勉強会をはじめさまざまなイベントが企画されています。初学者向けから特定の分野に特化したものまで、ジャンルにとらわれず全国から参加できるためぜひチェックしてみてください。

インターネットで情報収集する

ブログやSNSでの情報発信を行っているエンジニアも少なくありません。技術の解説や仕事に役立つノウハウ、エラーの解決方法など実践的な情報をインプットできるため、エンジニアのブログやSNSをチェックすることもスキルアップに効果的です。

またIT関連のニュースサイトをチェックすることで業界の最新動向やトレンドをインプットできます。エンジニアtypeをはじめ、ITに特化したメディアは多数あるので、短時間でも毎日チェックすると良いでしょう。

資格取得を目指す

未経験の分野をゼロから学ぶ場合や特定の分野の知識を深めたい場合には、資格取得を一つの目標にすることも有効です。体系的にその分野を学習できることはもちろん、合格を目標にすることでモチベーションを向上させる効果もあります。

資格勉強で基本的な知識をインプットすれば、現場で実践する際にも役立ちます。実力や学習意欲の証明にもなるため、人事評価にも良い影響を及ぼすでしょう。

資格取得を目指す

インプットする際の注意点

いざインプットに取り組もうと思っても、ただ手当たり次第に始めてしまっては効率的ではありません。ここからは、インプットする際に注意すべきポイントについて紹介します。

将来のビジョンを明確にする

何から始めたら良いか分からないという方は、まず自分の目指すキャリアビジョンを考えてみてください。例えば、下記のようなケースが考えられるでしょう。

・マネージャーとしてプロジェクトをリードしたい
・技術のスペシャリストとして活躍したい
・フリーランスとしてさまざまな案件を受注したい

このように目指すビジョンは人それぞれで、必要とされるスキルも変わります。将来のビジョンをイメージし、そこから逆算すると今自分がインプットすべき内容が見えてくるはずです。

具体的な目標を設定して定期的に振り返る

エンジニアがモチベーションを保ちながら継続的なインプットを行うには、大きなビジョンだけでなく具体的な目標を設定するのがおすすめです。例えば「半年以内に◯◯言語を使用したアプリケーションを完成させる」といった目標を設定し、半年後に結果を振り返ると良いでしょう。

結果を振り返ることで、成長した点や取り組み方の問題点などが把握でき、モチベーションの向上やインプット方法の改善につながります。

インプットだけでなくアウトプットも重要

エンジニアがインプットを行う重要性は理解していただけたと思いますが、同じくらいアウトプットも重要です。

アウトプットは「出力」を意味し、インプットで身に付けた知識やスキルを外に発信することです。例えば書籍で学んだプログラミングの知識を生かし、実際にプログラムを書いてサービスを作り上げることなどがアウトプットに当たります。

知識はインプットするだけよりも、アウトプットすることで定着しやすくなる効果があります。インプットとアウトプットを繰り返すことがスキルアップの近道なのです。

おすすめのアウトプット方法

では、アウトプットの方法は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。エンジニアにおすすめのアウトプット方法について紹介します。

・SNS・ブログ・共有サイトで発信する

SNSや個人ブログ、または『Qiita』や『Zenn』などのエンジニア向け情報共有サービスなどは無料ですぐに始められるのでおすすめです。

発信する内容は書籍からインプットしたことや、業務上困ったこと、その解決方法などちょっとしたネタでかまいません。他者に伝えることを意識しながら文章にまとめることで、自分自身でも情報が整理され知識が定着しやすくなります。

発信した情報が誰かの役に立ったり、リアクションをもらえたりすることでモチベーションも向上するでしょう。有識者の目に留まり、フィードバックをもらえる可能性もあるかもしれません。

SNS・ブログ・共有サイトで発信する

・コードを書いて公開する

新しいプログラミング言語を学んだら、実際にプログラムを書いてみましょう。完成したコードは『GitHub』などを利用して公開するのがおすすめです。自身の学習記録として振り返ることもでき、他者からブックマークや感謝を表す「スター」が送られたときは非常にうれしいものです。

また企業によっては採用選考時にGitHubアカウントの有無や公開されている成果物で候補者のスキルを確認する場合もあります。

・サービスを作成して公開する

インプットした知識やスキルを生かして実際にサービスを作り、公開してみましょう。個人開発は最初から最後まで自分一人でこなさなければならず労力がかかる反面、確実に成長できます。また実際のユーザーからフィードバックがもらえれば開発者の視点では気付かないニーズが得られ、より質の高いサービスへと改善できるでしょう。

Heroku』や『Netlify』など、開発したWebアプリケーションを簡単に公開できるサービスを利用するのもおすすめです。

エンジニアとして活躍の場を広げるために、日々インプットに励もう

今回はエンジニアがインプットを行う重要性やインプットすべき内容、方法などについて解説しました。新しい技術が次々と登場するIT業界でエンジニアとして活躍し続けるには、常にインプットし続けることが非常に重要です。

自分の目指すビジョンを明確にイメージして、必要なスキルのインプットを始めてみましょう。少しずつでもインプットを習慣にすることで、必ず成長につながるはずです。また、インプットのあとにアウトプットを行うことでより効果的にスキルアップできます。

エンジニアとして成長して活躍の場を広げるために、ぜひ継続的なインプットを実践してみてくださいね。

文/江副杏菜

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