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有名エンジニアの推しマンガはこれだ!【牛尾 剛、ちょくだい、ばんくし、増井 雄一郎、三宅 陽一郎】

ITニュース

業界の第一線で活躍する、あのエンジニアたちはどんなマンガに心動かされたのだろうか。

この記事では、今話題の書籍『世界一流エンジニアの思考法』の著者・牛尾 剛さんはじめ、AtCoder代表のちょくだい(高橋直大)さん、風呂グラマーでおなじみ増井 雄一郎さん、エムスリーのVPoE・ばんくし(河合俊典)さん、ゲームAI開発者・三宅 陽一郎さんら5人の技術者たちの「推しマンガ」を一挙に紹介していこう!

年末年始の休暇は「モチベーションのアガるマンガが読みたい」と思っているエンジニアも必見だ。

>>>「推しエンジニア編」記事はこちらから

牛尾 剛さんの推しマンガ『【推しの子】』

有名エンジニアの推しマンガ 牛尾剛さん 【推しの子】

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社

牛尾剛さん

二巻が発売されたころからのファンで、もちろんコミックは全部持っています。最初はジャンプ+で読んでいましたが、面白すぎて今では課金してヤングジャンプで読んでいます。

毎週水曜(アメリカでは水曜)が人生の楽しみです。自分が好きなところは何といってもストーリー展開で、もう予想外過ぎて予想するのがばからしくなりますが何回も衝撃を受けられて楽しすぎです。

また、単なるアニメとマンガオタクとしか思えない横槍メンゴ先生の絵が最高で、他のマンガも完全コンプしてしまいました。今でも一番楽しみにしています!

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『世界一流エンジニアの思考法』著者
牛尾 剛(@sandayuu

1971年、大阪府生まれ。米マイクロソフトAzure Functionsプロダクトチーム シニアソフトウェアエンジニア。シアトル在住。関西大学卒業後、日本電気株式会社でITエンジニアをはじめ、その後オブジェクト指向やアジャイル開発に傾倒し、株式会社豆蔵を経由し、独立。アジャイル、DevOpsのコンサルタントとして数多くのコンサルティングや講演を手掛けてきた。2015年、米国マイクロソフトに入社。エバンジェリストとしての活躍を経て、2019年より米国本社でAzure Functionsの開発に従事する。ソフトウェア開発の最前線での学びを伝えるnoteが人気を博す

ばんくしさんの推しマンガ『トリリオンゲーム』

有名エンジニアの推しマンガ ばんくしさん トリリオンゲーム

(C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館

ばんくしさん

私の妻はSnow Manが好きで、ドラマ化してから妻から教えてもらった作品。若者が起業し、奇抜なアイデアとハッキング能力でお金を稼ぐ物語です。

主軸はビジネス物語なのですが、主人公のハルは、エンジニアやデザイナー、報道記者など「クリエーターの心」を非常に大切にしている描写があります。

近年、エンジニアリング業界はさまざまな技術や事情が舞い込み、より複雑な業界へと変貌しています。そんな中でも、偉大なモノづくりを追求する組織は「クリエーターの心を忘れちゃならない」という気持ちを再確認させてくれる、現代IT組織のバイブルのようなマンガだと思います。

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エムスリー株式会社 VPoE
河合俊典(ばんくし)(@vaaaaanquish

Sansan株式会社、Yahoo! JAPAN、エムスリー株式会社の機械学習エンジニア、チームリーダーの経験を経てCADDiにジョイン。AI LabにてTech Leadとしてチーム立ち上げ、マネジメント、MLOpsやチームの環境整備、プロダクト開発を行う。2023年5月よりエムスリー株式会社3代目VPoEに就任。業務の傍ら、趣味開発チームBolder’sの企画、運営、開発者としての参加や、XGBoostやLightGBMなど機械学習関連OSSのRust wrapperメンテナ等の活動を行っている

ちょくだいさんの推しマンガ『アオアシ』

有名エンジニアの推しマンガ ちょくだいさん アオアシ

(C)小林有吾/小学館

ちょくだいさん

僕は野球出身なのですが、正直に言って野球は、「各ポジション最高の9人を集めたチームが最強のチームである」と思っています。チームワークというものはもちろんありますが、連携によって攻撃力が変わる、ということは、ないとは言わないまでも大きな要素ではありません。

一方、サッカーは、あまり詳しくはないのですが、「各ポジション最高の11人を集めたチームが最強のチームである」とは言えないと思っています。全体的な戦術があり、戦術や相性があり、最適なチームというのはチームメンバー全員の能力の和で決まるものではなく、さまざまな組み合わせによる局地解が存在するものだと思っています。

とはいえ、サッカーに詳しくない僕は、具体的にどう変わるのか、というのは分かりません。多くのサッカーマンガを見ても、特定のキャラクターの必殺技によって展開が変わるようなものが多いです。

ですが『アオアシ』は違います。サッカーってこういうことなんだ! と思わせてくれたのが『アオアシ』です。チームプレイができるとはどういうことなのか、それを支える技術はなんなのか、経験者にしか分からない領域を感じ取れるのがこのマンガです。主人公の成長を楽しみながら、サッカーというスポーツへの理解も深まる、とてもお勧めのマンガです。

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AtCoder株式会社
代表取締役 高橋直大(@chokudai

1988年生まれ。筑波大学附属駒場中学校・高等学校、慶應義塾大学環境情報学部を経て、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。 大学院在籍中にMicrosoft主催のプログラミングコンテスト『Imagine Cup 2008』に出場し、アルゴリズム部門で世界3位に入賞した経験を持つ。2012年、大学院在学中に競技プログラミングコンテストを主催するAtCoder社を創業。 現在はレーティングを活かした求人サービスAtCoder Jobsを手掛けるほか、19年には『アルゴリズム技能検定』を開始。2022年にはGoogle主催のプログラミングコンテスト「Google Hash Code 2022」で優勝

増井 雄一郎さんの推しマンガ『ブルーピリオド』

有名エンジニアの推しマンガ 増井雄一郎さん ブルーピリオド

作者・山口つばさ、出版社・講談社

増井 雄一郎さん

私の推しマンガは『ブルーピリオド』という作品です。この作品は藝大を舞台にした若者たちの創作活動とその悩みを描いており、今年友人の勧めで読み始めたところ、一気に全巻購入してしまいました。

私自身、絵を描くことはありませんが、物やサービスを創造することには深い興味があります。このマンガの主人公たちは創作において深く悩む姿が描かれていますが、私自身は昔から悩むタイプではないので、彼らの苦悩は新鮮に感じます。

芸術が表現を主体とするのに対し、プロダクトは機能を主体にする点で異なりますが、その違いを楽しみながら読んでいます。『ブルーピリオド』は、表現の多様性や創造の奥深さを改めて教えてくれる作品で、創作活動に携わるすべての人にお勧めしたいです。

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Product Founder & Engineer
増井 雄一郎さん(@masuidrive

「風呂グラマー」の相性で呼ばれ、『トレタ』や『ミイル』をはじめとしたB2C、B2Bプロダクトの開発、業界著名人へのインタビューや年30回を超える講演、オープンソースへの関わりなど、外部へ向けた発信を積極的に行なっている。「ムダに動いて、面白い事を見つけて、自分で手を動かして、咀嚼して、他人を巻き込んで、新しい物を楽しんでつくる」を信条に日夜模索中。 日米で計4回の起業をした後、2018年10月に独立し'Product Founder'として広くプロダクトの開発に関わる。 19年7月より株式会社Bloom&Co.に所属。現在は、CTOを務める

三宅 陽一郎さんの推しマンガ『ああっ女神さまっ』

有名エンジニアの推しマンガ 三宅陽一郎さん あぁ、女神さまっ

作者・藤島康介、出版社・講談社
※現在紙版が品切れ・重版未定のため、電子書籍で刊行中

三宅 陽一郎さん

主人公の大学生・森里螢一(もりさとけいいち)がひょんなことから、女神を名乗る美女・ベルダンディーと出会い、奇妙な同居生活が始まるところから描かれていくマンガです。

螢一が自動車部に所属していることもあり、自動車やバイクをはじめ、メカが描写されたシーンもたびたび出てくるのですが、作者の藤島康介さんご自身が大の乗り物好きということもあり、その描写力は圧巻。マンガからはメカに対する深い知見と愛情がヒシヒシと感じられ、ものづくりをする者として尊敬しています。

高い描写力はどのように磨かれているのか、作り手として持つべき意識や哲学にも学びが多いと感じています。

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株式会社スクウェア・エニックス AI部 ジェネラル・マネージャー
ゲームAI開発者、工学博士 三宅 陽一郎さん(@miyayou)

ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。博士(工学、東京大学)。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。東京大学生産技術研究所特任教授、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京大学先端科学技術センター客員上級研究員。国際ゲーム開発者協会日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、日本デジタルゲーム学会理事、人工知能学会編集委員会副委員長・シニア編集委員、情報処理学会ゲーム情報学研究会運営委員。『大規模デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装 -FINAL FANTASY XVの実例を基に-』にて20年度人工知能学会論文賞を受賞

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