株式会社Abyss Brave Company
代表取締役社長
大西 亜登夢さん(@AbyssBrave_TOP)
大手ベンダーやSIerで上級SEとしてシステム提案、要求整理、要件定義から担当し、フリーランス含め10年以上のエンジニアとしての実績を持つ。2023年4月にAbyss Brave Companyを設立し、代表取締役社長に就任
【PR】 働き方
働き方の多様化が進み、「会社で働くこと」がキャリアのスタンダードだったのは過去の話となった。「自由に働きたい」「もっと稼ぎたい」という考えから、フリーランスへの転向を検討するエンジニアもいるだろう。
しかし、果たして「フリーランスになること」が本当に最善なのだろうか? 会社員では理想の働き方はできないものなのか。
「私は、一人で働いて稼ぐよりも“人と働く”ことを選びました」
そう語るのは、Abyss Brave Companyの代表・大西 亜登夢さん。会社員、フリーランスと両方の経験を持つ大西さんは、なぜ「人と働く」ことにこだわるのか。一人でも生きていけるエンジニアがあえて会社で働くことの魅力を、大西さんに伺った。
株式会社Abyss Brave Company
代表取締役社長
大西 亜登夢さん(@AbyssBrave_TOP)
大手ベンダーやSIerで上級SEとしてシステム提案、要求整理、要件定義から担当し、フリーランス含め10年以上のエンジニアとしての実績を持つ。2023年4月にAbyss Brave Companyを設立し、代表取締役社長に就任
ーー大西さんは、起業前はエンジニアとして会社勤めをされていたんですよね。
はい。高校卒業後、新卒で就いたのは異業種だったのですが、手に職を付けるために20歳の時にIT業界に転職しました。
まずは営業からキャリアを始め、エンジニアになったのはその1年後。同じ会社内でキャリアチェンジして、インフラエンジニアやデータベースエンジニアとして働くようになったんです。
LPIC レベル3、ORACLE MASTER Gold DBA 2019などの資格を取得しながら実務経験を積んでいくうちに案件の幅が広がっていって、最終的には自分から企画を提案する機会も持てるようにもなっていきまして。その会社には、28歳まで勤めました。
ーーその後、起業されたんですね。
いえ、前職を退職してから起業するまでの間にフリーランスとして活動していた時期もあります。
ーーなぜフリーランスに?
「自分だけの力でやっていけるかどうかを試したい」という気持ちからです。
その時点で起業の意思は決まっていたのですが、それまで働いていた会社を離れても本当にやっていける実力があるのかを確かめたいと思い、フリーランスになりました。
ーー腕試しのつもりだったんですね。とはいえ、収入だけで言ったらフリーランスのままでも十分稼げたのではと思うのですが、起業の意思は揺らがなかったんですか?
「人と働きたい」という気持ちが強かったので、揺らぎませんでした。
ーーそもそも、起業したいと考えた理由は?
エンジニアとして働くうちに「エンジニアが抱える不満を解消できる組織を作りたい」と思うようになったからです。
顧客のプロジェクトに参画すると、さまざまな会社から集まってきたエンジニアたちとの横のつながりが生まれます。幸運なことに私は人に恵まれていまして、現場で出会ったエンジニアたちはスキルも高く信頼できる人ばかりで、できることならこの先も一緒に仕事をし続けたいなと思うぐらいみんなのことが好きでした。
付き合いが深まっていくと、社外のエンジニアからいろいろな不満を聞く機会が増えていったんです。「スキルを伸ばせる環境がない」「本当は同年代の若手ともっと関わりたい」「実績が増えているのに給料が上がらない」と。
そんな声を聞くうちに、「エンジニアたちの不満を解消しながら、一緒に世の中に貢献していける組織を作ることはできないか」と考えるようになりました。これが、起業を決意した理由です。
ーー大西さんの人に対する思いの強さが分かる理由ですね。ただ、「会社で働く」のではなく「フリーランスで働く」ことを目指すエンジニアも多いのでは?
もちろんそれも一つの選択肢ではありますが、理由が「収入UP」だとしたら、安易にフリーランスを選ぶのは危険かもしれません。
ーーそれはなぜでしょう?
エンジニアがフリーランスになった場合、まずは案件獲得に一定の労力を割かなければなりません。もちろん、報酬の交渉も自分でする必要があります。
開発に加えて営業もするとなると、スキルアップに時間を使うのは容易ではなくなるでしょう。すると、収入を上げ続けることも難しくなりかねません。
稼ぎたいからといってすぐにフリーランスになるのではなく、希望の収入が得られる環境が他にないかどうかを十分に検討した上で、最終的な結論を出しても遅くはないと思います。
例えば当社では、透明性を持った定量評価を行うために給与の還元率を細かく設定しています。さらに、マネジメントを目指す方々に向けて、技術以外も正当に評価する「リーダー手当」などのインセンティブ制度を導入。これにより、還元率以上の収入を得ることが可能です。
還元率や制度については当社のHPで公開・随時アップデートしています。現在の還元率や、既に20以上の福利厚生や手当が整っていることからも、フリーランスにならずとも魅力的な収入を得られることを感じていただけるのではないでしょうか。
ーー会社員とフリーランス、両方の経験を持つ大西さんが考える「エンジニアが会社で働くメリット」は何ですか?
やはり、自分で営業する必要がないのは大きなメリットですね。
会社に所属していれば、エンジニアは自分で営業せずともさまざまな案件に参加できます。身に付けたい技術を扱える案件に入れば、効率よくスキルアップできる。つまり、案件獲得のための労力削減とスキルアップ、ともにメリットがあると言えます。会社で働くことは、成長志向の強いエンジニアにとって魅力的な選択肢だと思いますよ。
それに、クライアントと向き合う際、会社員であれば後ろに会社があるので大きな安心感があります。何か大変なことが起きた場合に「自分の力だけで頑張らなければ」と背負い込む必要はありません。いつでも周りの仲間を頼ることができるので、会社で働くエンジニアの方が、精神的に安定した状態で働き続けられるように思います。
ーー自分一人ではなく、仲間と働くからこそ得られる充実感もありそうですね。
まさにその通りです。一方、会社員であればお互いに協力し合えますし、良い刺激を受けながら成長していけると思います。ベテランエンジニアがいれば直接学ぶことも可能ですし、会社によっては研修が整備されているケースも多いですよね。
それにフリーランスだと、どうしても働くのは「自分のため」になりがちですが、会社で働く場合は「仲間のため」にもなります。自分以外の人のために働ける環境は、大きな充実感につながると思います。
何より一人で黙々と作業をするよりも、気の合う仲間と一緒に働く方が楽しいですよね。
ーーエンジニアに向けて「会社で働く」メリットを提供するために、大西さんは経営者として何を大切にしていますか?
シンプルですが、「社員の理想の働き方やキャリアをかなえる」ということです。
エンジニアにとって、転職することのハードルは決して高くないですよね。多くの人が何度か転職して理想の働き方を模索していくと思います。でも、誰も「転職したい」と思って転職をしているわけじゃないはずなんですよ。
ーーというと?
エンジニアの中には、最先端の技術を追求し続けたい人もいれば、マネジメントに注力したい人、リモートワークの環境にこだわりたい人など、さまざまな理想を持った人がいます。求める環境が自社にないと分かった時に、エンジニアは転職するんだと思います。
だから、私はその全てをこの会社でかなえられるようにしたいんです。一度でも一緒に仕事をした人とは、長く働きたいと思っているので。
ーー社員の望みをかなえられる会社であるために、どのような取り組みを行っていますか。
まず、社員のニーズに応えられるような案件の獲得にこだわった営業活動をしています。
企業によっては営業担当が技術に詳しくないケースもあると思うのですが、その場合、受注する案件がエンジニアのニーズとは微妙にずれたものになってしまいかねません。成約につながりやすい案件を獲得したくなる心理も分かりますが、当社ではエンジニアとしての経験を持つ私が営業を担当しているので、社員が求める案件に加え、今後確実な成長が見込まれる案件、ワクワクするような案件に焦点を当てるようにしています。当社には10年以上、20年以上の実績を持つベテランエンジニアが在籍しているので、設立前からお付き合いのあるお客さまも多くいらっしゃる点も、強みの一つと言えるでしょう。
また、当社のCTOは10年以上もIT教育に携わってきた経験を持っているので、エンジニアたちの育成にも熱心に取り組んでいます。一人一人が伸ばしたいスキル、身に付けたい知識に合わせた研修で、学んで終わりではなく「現場で立ち回れるエンジニア」へと育てていきたいと思っています。
ーー「会社で働く」を選んだエンジニアが満足して働き続けられるような環境を整えているということですね。
そのつもりです。社員に信頼してもらえる会社でありたいですからね。エンジニアはどこでも働ける職種だからこそ、この会社で働くことのメリットを強く感じてもらいたい。そのため、営業や教育環境の整備に今後も力を入れていきます。
実際、未経験での入社者に対して研修を行い、データ分析やインフラSE、PM、フルスタック、機械学習モデル開発など、多様なキャリアパスを実現してきました。大手SI企業との取引も開始し、案件の幅も拡大しています。会社全体のエンゲージメントを大切にした結果、一人一人の力が相乗効果で作用し合ったことで成しえた成長だと思っています。私一人の力では、実現することはできませんでした。
そして、やみくもに人を増やすのではなく、私たちも信頼して仕事を任せられる人を採用していきます。全ての社員に気持ち良く働いてもらいたいので、会社の規模を大きくすることよりも、今働いている社員に居心地のいい環境を提供することにこだわり続けたいですね。
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取材・文/一本麻衣 撮影/桑原美樹 編集/秋元 祐香里(編集部)
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