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エンジニア4年目の停滞感をどう突破する? 澤円が教える、社内評価に甘んじないための「外の物差し」獲得術

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澤円の「モヤモヤ言語化ラボ」

元・日本マイクロソフト業務執行役員であり、“プレゼンの神”こと、澤円さんが、エンジニア読者のモヤモヤや気になるニュースを、分かりやすく“言語化”。「どう考えたらいいか分からない」を「そう考えればいいのか」に変える、頭と心の整理の場です。あなたが前に進むためのヒントを一緒に見つけていきましょう。

皆さんこんにちは、澤です。

今回の相談は、若手エンジニアのキャリアについて。
うん、実にこれは答えがいがある!!

相談内容

中堅規模のWebサービス企業でエンジニアとして働いています。
新卒で入社して、今年で4年目に入りました。

ありがたいことに評価はそれなりにもらえていて、任される仕事も少しずつ増えています。
ただ最近、このまま今の延長線上でやっていて、本当に成長できているのか?と考えるようになりました。

今すぐ転職したいわけではありませんが、将来的にはもう一段レベルの高い環境に挑戦したい気持ちはあります。そう考えたとき、今の会社でこの1年、どんなことを意識して仕事をすれば、将来につながる成長ができるのかが分からなくなってきました。

エンジニア4年目くらいの時期、どんな視点を持ってパフォーマンスを出していくべきでしょうか?

いいですね〜〜〜、実にいい相談だ!

エンジニアとしての成長をしつつ、視線が将来に向いている。

こういう方は、めちゃくちゃ応援したいですね!

4年目の停滞感は、次のステージへ羽ばたく準備期間

さて、一人で盛り上がりすぎててもアレなので。

今までは、いわゆる「降ってくる仕事」に対応するというのが中心だったんでしょうね。

これは、エンジニアに限らずあらゆるビジネスパーソンのキャリアの初期段階においては、極めて「普通のこと」ですね。

この「普通のこと」でしっかり評価されている時点で、この方はかなり優秀なのではないかと予想します。

そして、「もう一段レベルの高い環境」を求め始めているあたり、成長意識もかなり高いようです。

これは本当に素晴らしいことですね。

そして、「今すぐ転職」というわけでもないとおっしゃっているあたり、冷静に状況を判断していることも伺えます。

今、相談者さんの心の中は、マグマがパワーを蓄えている状態でしょう。

そして、噴火のチャンスを窺っている・・・そんなイメージがボクには伝わってきました。

アウトプットこそ最大の成長加速器

こういう方にオススメなのは、「外の物差しを手に入れる」ことだと思っています。

外の物差しというのは、「社内以外の評価軸」や「エンジニアの価値を測る単位」のことです。

まずすぐにできるアクションとしては、外部に情報発信をし始めること。

エンジニアが情報発信をする手段は、本当にいくらでもあります。

XやLinkedInなどで、ちょっとした投稿をするところからスタートするのはハードルが低くてよいでしょう。

気楽な日記のようなものを書くなら、noteでマガジンを作ってもいいですね。

その中で、自分の経験したことを書いたり、自分なりの気づきをまとめたりすることで、自分自身のキャリアの整理にも繋がります。

もし、発信する情報が増えてきて、多くの人たちがアクセスするようになったら、自分自身のサイトを運営するのも面白いかもしれません。

ボクの友人に、ものづくり系エンジニアとして情報発信を積極的にしている「しぶちょー」さんという方がいます。

しぶちょーさんのXのアカウントはこちら。
https://x.com/sibucho_labo

しぶちょーさんは、自分のドメインを持ってどんどん情報発信をされています。

しぶちょーさん独自のサイト

https://sibucho-laboratory.com/

また、ボクもやっているVoicyという音声メディアも活用していて、声で情報を届けたりもしています。

しぶちょーさんのVoicy

https://voicy.jp/channel/3963

このように、外部に情報を発信することで、社内だけでは知ることのできない自分の市場価値に気付けたり、全く違う分野の人たちから新鮮なフィードバックを得られたりして、次のステップに進むための大きなヒントを得ることができるようになります。

noteの記事などで読者からの反応がすごくいいな、って感じたら、有料記事を書いてみるのもいい経験になると思います。

最初の売り上げは数百円とかかもしれませんが、「自分の発信にお金を払ってくれる人がいる」という成功体験には、想像以上のインパクトがあって、今をときめくスーパーエンジニアの人たちの中でもよく語られていることです。

エンジニアとしての自信をつける意味でも、やってみる価値はあるでしょう。

社外コミュニティに飛び込み、
理想のキャリアの「サンプル」を収集

また、エンジニアコミュニティなどのイベントに参加するのもお勧めです。

IT系であれば、技術分野ごとに様々なコミュニティが存在しています。

AWSやSalesforceは、サービス提供会社とユーザーがしっかりと組んでコミュニティを運営しています。

このようなコミュニティに参加すると、社内にいるだけでは得られない良質な情報にアクセスできたり、その分野の第一人者の新鮮な情報を手に入れられたりできます。

サービス提供会社が発信する情報も有用ですが、ユーザーコミュニティで共有される情報は、現場感があってとても刺激的です。
また、そのようなコミュニティに参加することで、キャリアのサンプルをたくさん見つけることができます。

「あの人みたいになりたい」
「あの会社で働いてみたい」
「あんな技術を使って仕事したい」

こういう刺激を受けるのに、外部コミュニティへの参加は、本当にお勧めです。

そして、そのコミュニティの中でプレゼンをしたり、運営に直接関わったりするのもステキです。

そうやって人間関係を広げていくことで、自分の本当にやりたいことや、適正のある分野が明らかになってくるかもしれません。

転職イベントは「情報の宝庫」

もう一つのご提案は、転職する意思がなくても転職イベントに行ってみることですね。

というのも、転職イベントというのは、「外の物差し」の宝庫だからです。

いろんな企業がブースを出していて、どんな人材が必要とされているのかを直接知ることができるいい機会になります。

エンジニアtypeさんでも、転職イベントを開催しています。

二月にはこんなイベントがあるみたいです。

と、たくさんの選択肢を一気に出しちゃいましたが、いきなり全部やる必要はもちろんありません。

自分がとっつきやすいと感じたものから、ちょっとずつ始めるくらいでOKです。

そもそも、エンジニアtypeさんに相談を送ってくださっている時点で、大いなる一歩を踏み出していますね!

あ、エンジニアtypeのイベントでは、ボクも時々登壇してます。
会場にいらっしゃった時には声かけてくださいね!


澤円 書籍 The Giver 人を動かす方程式
The Giver 人を動かす方程式(文藝春秋)

AI時代のできる人は、Giver(=与える人)である

元・マイクロソフト業務執行役員で「伝説のマネージャー」「プレゼンの神様」の異名をとる著者が放つ、令和版『人を動かす』決定本!

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株式会社圓窓 代表取締役
澤 円(@madoka510)

立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、日本マイクロソフトに転職、2020年8月に退職し、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。武蔵野大学専任教員。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。 著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界No.1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」』(プレジデント社)/『「疑う」から始める。これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉』(アスコム社)/『「やめる」という選択』(日経BP社) Voicyチャンネル:澤円の深夜の福音ラジオ オンラインサロン:自分コンテンツ化 プロジェクトルーム

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