キャリア Vol.853

及川卓也、澤円、えふしんがオススメする「新人マネジャー必読」の名著

1人でコードと向き合う時間が多かったメンバー時代と違い、 マネジャーになると「部下とのコミュニケーション」や「プロジェクトチームの進捗管理」など、“人を動かす”スキルが求められるようになる。そうした「マネジメント」という新たな壁に、頭を悩ませる新人マネジャーも少なくないだろう。

そこで、さまざまな角度からエンジニアへのアドバイスを発信している、及川卓也さん、澤円さん、えふしんさんに、「新人マネジャーが読むべき一冊」をテーマにオススメの書籍を紹介してもらった。

連休中は、自分の仕事をじっくりを見つめ直す絶好の機会。3人が推薦する書籍を参考に、今後のマネジメントの参考になる一冊を見つけてみてはいかがだろうか。

及川卓也さん推薦
『新1分間マネジャー――部下を成長させる3つの秘訣』

書籍名:新1分間マネジャー――部下を成長させる3つの秘訣
著者:ケン・ブランチャード 、スペンサー・ジョンソン
出版社:ダイヤモンド社

30年以上世界中で読まれてきた上司のための教科書が、生まれ変わった。短期間で目覚ましい成果を上げる「新1分間マネジャー」はどんな手法を使っているのか。「1分間目標」「1分間称賛」「1分間修正」の3つの秘訣で、部下のやる気を高め、自発的に動ける社員に変える。寓話形式だから、短時間で簡単に分かる。

優秀であればあるほど、マネジャーになったときに「こんなはずではなかった」と壁にぶつかることがあります。メンバー時代は、自分の努力だけで成果を上げることができましたが、組織を持つということは、そこに自分以外の人間が関わることになります。同じ人間同士、どのように部下と接し、一緒に成長し、成果を上げ続けられのか。その秘訣を「1分間目標設定」「1分間称賛」「1分間修正」の3つの手法で解説しています。

Tably株式会社 代表取締役 及川卓也さん(@takoratta) 早稲田大学理工学部を卒業後、日本DECに就職。営業サポート、ソフトウェア開発、研究開発に従事し、1997年からはMicrosoftでWindows製品の開発に携わる。2006年以降は、GoogleにてWeb検索のプロダクトマネジメントやChromeのエンジニアリングマネジメントなどを行う。2015年11月、技術情報共有サービス『Qiita』などを運営するIncrementsに転職。17年6月より独立し、プロダクト戦略やエンジニアリングマネジメントなどの領域で企業の支援を行う。19年1月Tably株式会社を創業

■及川さんの人気記事はこちら
>>【及川卓也】「エンジニアは歴史に学べ」予測不能な未来に備えるたった1つの方法

澤円さん推薦
『マインドセット「やればできる!」の研究』

書籍名:マインドセット「やればできる! 」の研究
著者:キャロル・S・ドゥエック
出版社:草思社

スタンフォード大学発の世界的ベストセラー! 学業・ビジネス・スポーツ・恋愛・人間関係……、成功と失敗、勝ち負けは、“マインドセット'で決まる。 20年以上の膨大な調査から生まれた、「成功心理学」の古典的名著、増補改訂により新登場!同じような能力でも、一度の失敗で「もうダメだ」と落ちこむ人と何が失敗の原因かを考える人がいる。 問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしい問題ほど目を輝かせる子がいる。それらの違いは、 どこからくるのか? 能力や才能は生まれつきではないことを20年間の調査で実証した正真正銘の “成功者たちの心理学'。

ビル・ゲイツも推奨する名著です。
自分の内面を見つめ直すことで、己の中に潜むさまざまな「硬直した考え方」を見つけるヒントが手に入ります。マインドセット次第で、キャリアはどうにでも変えていけるし、「マネジメントも楽しめるんだ」という気持ちを持つことができる本です。

圓窓代表 澤 円さん(@madoka510)立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、外資系大手テクノロジー企業に転職、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。琉球大学客員教授。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『あたりまえを疑え。―自己実現できる働き方のヒントー』(セブン&アイ出版)
連載:リクナビNEXTジャーナル『澤円のプレゼン塾』/ダイヤモンド・オンライン『グローバル仕事人のコミュ力』

■澤さんの連載記事はこちら
>>澤円が解説!TechキャリアNew Wave

えふしんさん推薦
『熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理』

書籍名:熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理
著者:トム デマルコ
出版社:日経BP社

「リスクのないプロジェクトには手を付けるな」。著者は冒頭でこう断言する。リスクが大きければ、そのぶんチャンスも大きい。リスクという熊とのダンスを楽しみながらソフトウェア開発を進めるべし、というのがタイトルに込められたメッセージである。本書ではまず、リスク管理が難しい理由を分析する。どれも痛快なほど的を射ており、ソフトウェア開発者でなくても身につまされる。その後、解決策が紹介される。説明に豊富な図や具体的な事例が使われているため、すんなりと理解できる。

トム・デマルコの書籍は、自分が新人マネジャーだったころに読み漁りました。ソフトウェア開発のプロジェクトで起きるリスクの正体を解説する古典的名著が多いからです。その中でも、リスクマネジメントを解説した本書は目から鱗でした。技術や時代が変わっても、人の悩みは変わりません。初心者マネジャーはいつの時代も同じことに悩むものですが、本書はそんな不変的な悩みを解決できる書籍です。

BASE株式会社 取締役CTO 藤川真一(えふしん)さん(@fshin2000) FA装置メーカー、Web制作のベンチャーを経て、2006年にGMOペパボへ。ショッピングモールサービスにプロデューサーとして携わるかたわら、07年からモバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント『モバツイ』の開発・運営を個人で開始。10年、想創社を設立し、12年4月まで代表取締役社長を務める。その後、想創社(version2)を設立しiPhoneアプリ『ShopCard.me』を開発。14年8月からBASE株式会社のCTOに就任。2017年9月に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程を単位取得満期退学、2018年1月博士(メディアデザイン学)取得、同学科研究員

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取材・文/エンジニアtype編集部

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