転職 Vol.884

残業80時間の下請けSlerを脱出!30歳のSEがプライベートの充実と、新しいチャレンジを成し遂げられたワケ【U-35エンジニアの転職決断】

【特集】U-35エンジニアの転職決断

活躍している若手エンジニアは、一体どんなキャリアを歩んでいるんだろう?彼らは何に悩み、どのような課題を持ち、いかにしてそれらを乗り越えてきたんだろう? 「エンジニアの転職」ならではの成功の秘訣を読み解くために、転職を通じて理想のキャリアを掴み取ってきた35歳以下のエンジニアにスポットをあてる『U-35エンジニアの転職決断』。これからのキャリアに悩む若手エンジニアの方にとってのヒントとなるようなヒストリーをご紹介していきます。

TDIグループ 情報技術開発株式会社
開発本部 東日本事業部 東日本金融システム部 第二ユニット
𠮷村一哉さん

1988年生まれ。大学卒業後、2011年に独立系SIerへ入社。生命保険会社を中心とした金融系業務システムのSEとして従事。チームリーダーなどの経験も経て、18年7月TDIグループ 情報技術開発株式会社へ転職。生命保険会社チームでのSE、チームリーダーとして活躍する

【𠮷村さんが転職先を決めた条件はこれ!】

1.残業少なめで、ライフワークバランスを保てること
2.上流工程に携われる、プライム案件が豊富なこと
3.新しいチャレンジができる、風通しがいい環境

【転職背景】残業時間は80時間。結婚を機にプライベートを大切にしたかった

私は新卒で独立系SIerに入社し、約7年間在籍していました。担当は生命保険会社のシステム開発プロジェクト。直接お客さまとやり取りすることはなく、2次請けという立場での仕事です。チームリーダーとして、10人ほどメンバーのマネジメントも経験しました。

生命保険業界のシステムはプロジェクトの規模が大きく、仕事は常に忙しかったですね。やりがいもありましたが休日出勤、長時間残業は当たり前の労働環境。多忙な日々を過ごす中で、自分のキャリアについて見つめ直す時間もつくれませんでした。

そんな中で転職を考えるようになったのは、入社6年目に結婚をしたことがきっかけです。せっかく結婚をしたのに、残業時間が毎月80時間を超えるほど多忙だったため、プライベートの時間を確保することができませんでした。また、業界知識が豊富なメンバーやエース級の中堅メンバーが立て続けに退職してしまったことも大きかったです。

将来を考えて、心機一転新しい環境でチャレンジをしたい。そう思うようになって転職を決意しました。

【転職先選び】社員を「人として見てくれる会社」で新しいチャレンジをしたい

       
転職活動では、人材紹介企業2社を活用。転職エージェントの方のアドバイスを参考に、職務経歴書や志望動機を書き上げていきました。今振り返ってみると、はじめに「自分のスキルや転職の目的」を整理できたことは、転職活動で大きなアドバンテージになったと思います。

これまでどんな環境で、何のシステムの、どの工程を、どんなチームで、どれくらい作ってきたか。そして何が大変だったかなど、今までの業務経験全てを思い出して書き出していく。自分のキャリアを改めて見つめ直す機会にもなり、転職活動の軸を明確にすることができました。当然、転職活動中にもプロジェクトは並行して進んでいるため、こうした棚卸しは主に土日で進めましたね。

そうして見えてきた転職活動の一番の軸は「社員を人として見てくれる会社」かどうかです。というのも前職では、残業で23時頃に帰宅することも多く、ライフワークバランスが取れなかったからです。だから、有給取得率や残業時間は厳しい目で見ていましたね。残業時間が少なくプライベートを充実させられるかどうかをチェックして、受けた企業の中で順位をつけていきました。

同時に、新しいチャレンジをしたいという要望に、耳を傾けてくれる会社なのかという点も重視しました。これが最初で最後の転職かもしれないと考えていたので、今まで経験したことのない分野のプロジェクトや開発手法、マネジメントなど、新しいことをやり続けられる環境を探しました。

また、お客さまと直接やり取りができる1次請け(プライム案件)に携わりたいという気持ちも強かったですね。以前はお客さまからの要望が伝言ゲームのように伝わってきていたので、どれぐらいの本気度と熱量を持って発注しているのか、見えない部分が多々ありました。だからこそ、次は直接お客さまのお話を聞いて仕事をしたいと思うようになりました。

その中で、転職エージェントから紹介されたのが、TDIグループ 情報技術開発株式会社でした。

決め手は、3つあります。ライフワークバランスの両立ができ、プライベートの時間を確保できること。お客さまと直接やり取りできるプライム案件が豊富で、上流工程の仕事に携われること。それから、部活動などをはじめ、社内でのコミュニケーションが活発なことから、風通しの良さを感じられたことも大きかったです。

【転職後の変化】チャレンジができてライフワークバランスが取れる環境に、日々充実感を感じる

18年7月に転職してから、生命保険会社の営業パーソンが現場で使うアプリケーションのUI改善プロジェクトを担当しました。半年後の19年1月からはチームリーダーに抜擢。今年の7月からは、RPAの開発・導入プロジェクトを、チームリーダーとして主導することになります。経験したことのない最新技術を導入するプロジェクトに挑戦できることになって、これまでにない大きな充実感を感じています。

また、前職とは違い上流工程から携わることができるので、お客さまから直接ご要望を伺う機会が増えたのも嬉しいポイントです。要望の意図を把握した上でプロジェクトに携わることができますし、クライアントのニーズに対してより当事者意識を持って向き合えていると思います。

一番重視していた働き方の部分についても、前職と比べて残業が減ったことで、プライベートの時間を確保できるようになりました。

家族と過ごす時間が増えたのはもちろん、会社の野球部の活動にも参加しています。さまざまな年齢やポジションの方と仕事以外の場でコミュニケーションが取れるので、仕事の時とは違う表情を見ることができますね。交流を深める貴重な機会になっています。部活動以外にも、会社が社員同士の交流の機会を多く設けてくれるおかげで、良い人間関係が築けていると思います。

TDIグループ 情報技術開発株式会社に転職したおかげで、前職で抱えていたもどかしさを払拭し、心機一転新たな気持ちで30代をスタートさせることができました。転職当初の目的だった、「社員を人として見てくれる会社」で働けている実感もあって、日々充実しています。

これからはマネジメント力をさらに磨いて、5年後にはプロジェクトマネージャーになることを目指し、さまざまな経験を積みたいと思っています。

取材・文/石川 香苗子 撮影/君和田 郁弥(編集部)

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