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キャリアに行き詰まりを感じる組み込みエンジニアのWeb系転身は最善なのか?業界最大手の富士ソフトが否定するワケ

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中小企業やSESに所属する組み込みエンジニアの中には、案件の幅の狭さや汎用性があるとは言えないニッチな技術を扱い続けることに、キャリアへの不安を感じる人もいるのではないだろうか? 中にはそれらを理由に、今勢いのあるWeb系への転身を目指す人も増えているという。

しかし、「それはもったいない選択だ」と警鐘を鳴らすのが、組み込み業界で最大規模の案件を担う富士ソフトで、長年組み込み開発に携わってきた鈴木建彦さんと原田知巳さんだ。

2人は、組み込みエンジニアのWeb系シフトにどういったリスクが伴うと考えているのか。キャリアに頭打ちを感じるエンジニアは一体どうするべきなのか。組み込みエンジニアの生存戦略を伺った。

富士ソフト

富士ソフト株式会社
システム事業本部 コンシューマデバイス事業部第2技術部 部長 鈴木建彦さん(写真左)
第6技術グループ課長 原田知巳さん(写真右)

二人とも、富士ソフト入社後は携帯電話の組み込み開発に携わってきた。その後は、AndroidスマートフォンやiOSアプリケーション開発、通信キャリア向けアプリケーション開発、メーカー向けデバイス開発などに従事している

「キャリアの閉鎖感」は深刻な問題

――組み込みエンジニアの中には、一つの案件にどっぷりはまって抜け出せなくなってしまい、キャリアに行き詰まりを感じる人も多いと聞きます。

鈴木:一部のSESなどで、特定の案件に配属されたままそのプロジェクトから長期間抜け出せず、行き詰まりを感じるエンジニアがいるのは事実でしょう。

これには企業側のアサインの問題だけではなく、案件ごとの開発期間も影響していると思います。例えば医療機器などは開発の規模も大きい分、開発に掛かる期間も数年単位と長期にわたります。すると、同じエンジニアが特定の部分を長い間担当することも十分に起こり得るわけです。

もちろん、一つの案件に長く関わることによって、そのジャンルのスペシャリストになることもできますから、エンジニアにとって一概に悪いこととは言えません。ただ、それが自身の希望とは異なり、モチベーションを保てない状態が続いた場合、本人はキャリアの閉塞感を覚えることもあるかもしれません。

富士ソフト
――そうした組み込みエンジニアの中には、Web系へ転身しようと考える人もいるようです。

原田:最近はWeb業界の勢いがすさまじく、将来性だけでなく、働き方や給料の面でもポジティブな話をよく聞きます。それに、Webアプリやサービスの場合、ユーザーにダイレクトにサービスを使ってもらえることから、エンドユーザーの反応が見えるといったやりがいも大きいでしょう。それらを求める人が多いのはうなずけます。

しかし、組み込みエンジニアがWeb系に移ろうと思った場合、デメリットにも目を向けなければなりません。例えば使用するプログラミング言語や環境が変わってしまえば、今までの知識や経験が通用せず、極端に言えばせっかくそれまでに積み重ねたキャリアが無駄になってしまうこともあり得ます。実際に、未経験やアシスタントのような立ち位置で再スタートを切る人も少なくありません。

また、「人気の業界」ということは逆に言えばライバルも多いということ。どの業界でも生き残るのは大変ですが、競争が激しいほど、自身が生き残ることができないリスクも高まることは、転職の際には考えておくべきだと思います。

IoTの台頭により組み込み業界に拓けた新たなキャリア

――では、頭打ちを感じた組み込みエンジニアが、キャリアを仕切りなおすことは難しいのでしょうか?

鈴木:実際にWeb系に移って活躍している人も大勢いるでしょうから、そんなことはないと思いますよ。ただ、安直に人気な業界を目指すのではなく、自分の経験を活かしながらキャリアアップする道も冷静に考えるべきだと思います。

最近は「IoT時代」などとも言われるように、家電やAV機器など、身の周りの多くのデバイスがインターネットにつながっています。それによって、富士ソフトにおいても組み込み開発のニーズは高まり、仕事の幅も大きく広がっています。特に私たちの担当しているコンシューマー領域では組み込みエンジニアの需要が増えていると感じますね。

原田:かつての組み込みエンジニアはCやC++ができれば十分といったイメージでしたが、最近では求められる技術も多様化しています。

例えば、インターネットに接続するエッジデバイスへの組み込みソフトを開発する際には、つながる先のサーバーアプリケーションなどを実装した上で検証することが必要になります。AIへの対応を考えれば、数式処理が得意なPythonやMicroPython、MATLABなどのスキルも欠かせません。OSでも、LinuxだけでなくAndroidやROS(ロボットOS)やRTOS(リアルタイムOS)などを使うことが増えていますし、フレームワークも多岐にわたっています。

組み込みエンジニアであっても案件によってはWebの知識が必要になりますし、業界内でそれらの経験を積むことができるようにもなってきている。これまでのキャリアを切り捨てて別の業界に移るのも一つの手ですが、これまでの土台を活かしてスキルアップ、キャリアアップを目指すことも十分に可能だと思います。そして富士ソフトには、その可能性が十分にあります。

富士ソフト
――先ほど、Web系はやりがいを感じやすいという話が出てきました。そちらについてはいかがでしょうか?

原田:もちろん携わる製品や、その人がどこにやりがいを感じるかにもよるでしょうが、その点は組み込みエンジニアの仕事も負けていないと思っています。

例えば、私たちが所属するコンシューマー事業部では、テレビやスマートフォン、スマートウォッチ、ヘッドフォンなど、ユーザーが日常の生活で使う製品の開発をしています。製品を使っている人を見かけることもあれば、Webサイトで口コミを見ることもできる。エンドユーザーの反応を見る機会は日常的にあります。

また、私は現在、スマートウォッチの製品全体の機能開発を任されています。スマートウォッチにはGPSや高度計、心拍数のセンサーなどが搭載されており、そこで取ったデータをどのようにグラフィカルに表示するかといった工夫が欠かせません。こうした開発は、一つの舞台を作り上げるような達成感があるんです。また、これはコンシューマー製品に限られることではありますが、自分の携わった製品がCMで流れているのを見ると、うれしくなりますね。

「キャリアの仕切り直し」の第一歩は、知らない分野にも目を向けること

――お話を伺っていると、「組み込みエンジニア」のイメージが変わってきました。

原田:やはり、IoT製品の普及が大きいです。それによって組み込みエンジニアの仕事が、ただコードを書いてソフトを開発するだけではなくなりました。先ほども触れたように、Androidに関する開発であれば、Googleの認証を取得するための調整作業などプログラミング以外のスキルも必要となってきます。

また、最近は製品開発にPoC開発が採用されることが増えています。いきなり量産化する前に、検証するための実機を小ロット開発する。その際には、限られたメンバーで製品全体を見渡さなければなりません。組み込みだけでなくWebの領域も含めて見られたり、特定のセンサーに限らず全体を担当することができたりなど、幅広い知識を持った人材ほど重宝されます。

鈴木:逆に言えば、今後の組み込み業界でキャリアアップを目指すのであれば、「特定の言語しか扱えない」とか、「この分野しかやりません」というのは難しい。もちろん一つのスキルを極めていくのは素晴らしいことですが、今後活躍していくためには最新の開発手法、フレームワークなどにも広く興味を持って、学ぶことが必要です。

富士ソフト

原田:かつては新しい知識を学ぶためには、本を読むか人に教えてもらうかしかありませんでした。でも、今はインターネットに最新の知識が載っていて、やる気さえあれば誰でも学べる。また、富士ソフトでは、技術研修やセミナーをはじめ、最新技術を皆で共有しあえる技術発表会など、積極的に学ぶ機会を提供しています。ですから、ものづくりに興味があって、自分から学ぶ意欲があることが大切だと思います。

私のグループで働いている入社3年目の若手社員は、プロジェクトリーダーを任されているのですが、彼は文科系出身です。大学を出たばかりの頃は電子回路のことも何も知らない状態でしたが、頑張って学べば3年でリーダーになれるのです。

上流の案件になればなるほど、誰も知らないことをやらなければならない。お客さんも私たちも経験がないのですから、試行錯誤するしかありません。その際に必要となるのが、下地となる経験や知識と、新しいことを学ぶ意欲です。それさえあれば、できる業務の範囲がどんどん広がって、本人のやりがいにもなるという好循環が生まれるのではないでしょうか。

鈴木:読者の方の中には、まさに今キャリアの頭打ちを感じ、組み込みエンジニアとしての自分の将来が見通せない人もいるかもしれません。しかし、業界を広く見渡せば別の道が開ける可能性はあるわけです。実際、他社から富士ソフトへ転職してきた社員の多くは、「これまでと違う分野や製品領域にチャレンジしてみたい」という方が多いんですよ。

また、富士ソフトではコンシューマー向けだけでなく、自動車や産業用ロボット、医療機器、公共インフラなど多岐にわたる組み込み開発を担っていますから、ご自身の興味と重なるプロジェクトがきっと見つかるはず。組み込みエンジニアとしてのご自身の将来性に疑問や不安を感じる方にこそ、ぜひ富士ソフトに目を向けていただきたいですね。

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取材・文/高田秀樹 撮影/赤松洋太 編集/河西ことみ(編集部)

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