「フリーランスはプロ中のプロという前提が崩れつつある」と言いましたが、「フリーランスエンジニアが軒並み劣化して……」という話ではありません。有能なフリーランスは数こそ少ないもののもちろん健在です。
今起こっていることをひと言で表すと「悪貨が良貨を駆逐」しつつある状態。つまり、タチの悪いフリーランスエンジニアと、彼らを商売のタネにしようと目論むモラルが低いフリーランスエージェントが増えた結果「フリーランスエンジニア」のイメージがガタ落ちしているのです。
フリーランスエンジニアの笑えない実態、ひろゆき×FF14・吉田P対談、「不機嫌な上司」への警鐘など、注目記事がズラリ【2024年7月の人気記事TOP5】
2024年7月に、エンジニアtypeで最も多く読まれた編集記事をランキング形式で紹介。SNSでも多くの反響を集めた話題作から、スキルアップに役立つノウハウ記事まで、幅広い企画の記事がランクインした。上位5記事を見ていこう。
目次
【第1位】フリーランスお断り企業が急増! その笑えない実態と「切られる前」にすべき対策とは?【久松剛解説】
第1位は、“流しのEM”久松剛さんが「フリーランスエンジニアの今」を解説した記事。
一昔前であれば、「バイネームで仕事が取れるプロ中のプロ」というイメージが先行していた「フリーランスエンジニア」。ただ久松さん曰く「その前提が崩れ去りつつある」とのこと。
はたしてその理由とは? 答えは記事をぜひチェックしてほしい。
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【第2位】ひろゆきがFF14吉田直樹に聞く「海外でもヒットさせるって難しくないですか?」
第2位にランクインしたのは、人気連載「ひろゆきが聞く!」。ゲストは、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FF14)プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さんだ。
かねてから親交のある二人による対談のテーマは「FF14は、なぜ海外でも人気になれたのか?」。
多くのゲームやITサービスが鳴かず飛ばずで終わってしまう中、世界中のユーザーに楽しまれているFF14。そんな人気作を生み出した裏に隠された秘訣とは?
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ひろゆきさん:相変わらずFF14は世界でめちゃくちゃ遊ばれているMMOとして君臨してますよね。 最初は日本人向けだったと思うんですが、いつから海外受けを意識して作り始めたんですか?
吉田さん:意外かもしれませんが、2010年12月にFF14を引き継いだ当初からですね。新生エオルゼアとして作り直した最初のシステム設計から世界標準に対応する、という意識でやってきています。
ひろゆきさん:へえ、そうなんですね。
吉田さん:当時のMMORPG市場を考えた場合、ターゲットを日本に絞ると市場規模的にみて採算が合わないのと、MMORPGの王者である『World of Warcraft』(以下、WoW)が存在する以上、それと比較されることは避けられないからです。 「WoWにできることの最低限はFF14でもできるようにする」、その上で、「ウチにしかない特徴」を示さないと勝負にならないと考えました。
【第3位】FF14が“愛され長寿”なのは「たまたまじゃない」【ひろゆきが吉田直樹に聞く】
続いても、ひろゆきさんと吉田さんの対談記事がランクイン! 二部作の後編となる本記事では、「FF14が長年“うまくいっている”理由」をテーマに、FF14ならではの取り組みについて深掘りしている。
FF14が長く愛される秘訣とは……? 「世の中をあっと言わせるプロダクトが作りたい」エンジニア必見の内容だ。
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ひろゆきさん:メタバースって言葉が流行ったとき、仮想空間の中でキャラクターを作って、会話をしたり、お金を稼いだり、ゲームをしたりできる空間が「画期的だ」と言われました。けど、「それってFF14でできるよね」と再評価されたりもしましたね。そういうのも、身の回りの実感としての施策ですか?
吉田さん:ひろゆきさんの発言、話題になってましたね! 大変ありがたいです(笑)実際、経済関連のメディアさんなんかから、取材などの注目度が上がりましたし。まさに、こうした形で、明らかにウチのPRじゃないところでお話があがったりするのが「身の回りの実感」です。それを企業側、運営側が「狙って作り出す」のは至難の業ですが、だからこそ内容第一で、サービス自体に興味を持ってもらい、話題にのぼることは大切かなと思いますね。
【第4位】「本を読んでも身に付かない」はどう解消する? 七つの“読書術”を岩瀬義昌が伝授
第4位は、読書の達人として知られるiwashiさんこと岩瀬義昌さんが紹介する「読書術」に関する記事。
「技術書を頑張って読んでるのに、いまいち身になっている気がしない」と悩むエンジニアは少なくないだろう。読んだ本の内容をしっかりと身に付けるにはどうすればよいのだろうか。
本を読む際の「工夫」について、岩瀬さんに聞いた。
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職場の同僚や、自分と同じ専門領域で働いている人に勧められた本は、とりあえず購入すると決めています。自分と似た課題を抱えていることが多く、実践に役立つ知識を得られる可能性が高いからです。同僚と同じ書籍を読んでいると、本の内容を通じて共通の語彙が増えるため、コミュニケーションが円滑になるというメリットもあります。
自発的に本を選ぶときには、気になるテーマが扱われている本を5冊ほど一気に購入しています。特に下調べを入念にするわけではなく、とにかく気になった本をピックアップするイメージですね。
【第5位】【川邊健太郎×田中邦裕】管理職の言動が組織を腐らせる?「不機嫌な上司」の弊害と回避術
第5位にランクインしたのは、LINEヤフー代表取締役会長の川邊 健太郎さんと、さくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕さんによる対談記事。二人が共通して発信している「部下が安心して伸び伸びと働ける環境を作るのが上司の役目である」というメッセージをテーマに、「不機嫌な上司」がもたらす弊害について迫っている。
チームのパフォーマンスを下げる管理職にならないためにはどうすればよいのか。その具体的なノウハウを紹介いただいた。
>>記事はこちら
田中さん:正直なところ、かつては私自身も「不機嫌な上司」だったんです。20年ほど前は会社が債務超過に陥っていたため、経営を立て直すため一睡もせずに働いていたので、ストレスが溜まってすぐに腹を立てたり、周囲にきつく当たったりしていました。その結果、人がどんどん辞めてしまい、まさに会社が傾いてしまった。
イライラを誰かにぶつければ、その瞬間は多少スカッとするかもしれませんが、中長期的に見れば何もいいことはない。自分の不機嫌な振る舞いが、いかに会社に悪影響かを痛感しました。
(中略)
川邊さん:私の場合、管理職時代はむしろ周囲の機嫌を良くすることを意識していました。私は純然たるエンジニアではなく、事業やサービスを企画するプロデューサーでしたから、作りたいものを形にするためにはエンジニアに動いてもらわないといけません。いわば他力本願の立場なので、エンジニアが機能を一つ作るたびに「これはすごいね」と褒めたり、お菓子を差し入れしたりと、相手の機嫌にはかなり気を遣っていました。
ただ、自分のポジションが副社長、社長と上がるにつれ、今度は自分自身の機嫌をとることが重要だと気付きました。
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