【Romi開発陣】MIXI VantageスタジオRomi事業部
開発グループマネ―ジャー 信田春満さん(@halhorn)
2013年にミクシィ(現MIXI)に新卒入社。SNS『mixi』でのサーバーサイド・アプリ開発エンジニアを経て、17年からRomi事業部の最初のエンジニアとして開発に従事。現在は開発グループのマネージャーを務めるとともに、スクラムマスターや手を動かし実装も担当。技術領域は主にサーバーサイド・インフラ、AI関連のディレクションなど
SNS黎明期を牽引し、その後はモンストなどのヒットゲームで知られるIT企業・MIXI。
そのMIXIが今、注力しているのが「AIロボット」の開発だ。
ロボットの名は『Romi』。2021年の発売以来、初期モデルは1万台を販売し完売。今年7月に新モデル(Lacatanモデル)を販売開始。クラウド連携で日々アップデートされ、ファンコミュニティーも拡大し続けている。
AI活用の仕方は数あれど、なぜあえて「AIロボット」だったのか?
「アプリじゃダメなのか?」という疑問にどう答え、いかにハードウエア開発の文化を育んだのか。
2025年、ロボット関連の書籍を2冊同時発売した気鋭のロボット開発者・安藤 健さんが聞き手となり、『Romi』開発の中核メンバーに話を聞いた。
【Romi開発陣】MIXI VantageスタジオRomi事業部
開発グループマネ―ジャー 信田春満さん(@halhorn)
2013年にミクシィ(現MIXI)に新卒入社。SNS『mixi』でのサーバーサイド・アプリ開発エンジニアを経て、17年からRomi事業部の最初のエンジニアとして開発に従事。現在は開発グループのマネージャーを務めるとともに、スクラムマスターや手を動かし実装も担当。技術領域は主にサーバーサイド・インフラ、AI関連のディレクションなど
【Romi開発陣】MIXI VantageスタジオRomi事業部
ロボット開発グループマネージャー 髙田信一さん(@shinichinoid)
新卒でソニーに入社し、カメラの電気回路設計や画像処理の研究開発を経て、2018年1月にミクシィ(現MIXI)に入社。同社初のハードウエアを主担当とするエンジニアとして現行の『Romi』の開発に従事。新モデル(Lacatanモデル)の開発では、PMとして開発に携わるだけではなく、新たにハードウエア製品を自社開発するために組織の立ち上げから行う
【聞き手】
ロボット開発者
パナソニックR&Dセンターシンガポール社長
安藤 健さん(@takecando)
早稲田大学理工学部、大阪大学医学部での教員を経て、パナソニック(現・パナソニックホールディングス)入社。ロボットの要素技術開発から事業化までの責任者のほか、グループ全体のロボット戦略構築担当を経て、現在、パナソニックR&Dセンターシンガポール社長。大阪工業大学客員教授など複数の大学での教育活動、日本ロボット学会理事などの学会活動、経済産業省・業界団体の委員としての活動なども積極的に実施。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、ロボット大賞(経済産業大臣賞)、Forbes JAPAN NEXT 100など国内外での受賞多数。2025年に『ロボットビジネス』(クロスメディアパブリッシング)と『融けるロボット』(ミラツク)を同時発売
安藤「私にとってSNS『mixi』は青春時代をともにしたサービスでした。MIXIがロボットを作るなんて、少し意外です。なぜこの分野に挑戦したのですか?
信田「プロジェクトが始まったのは2017年の初めごろ。当時はまだChatGPTも、その元となるTransformer論文もありませんでしたが、ディープラーニングの波が来ていて、社内でも“AIで何かできるんじゃないか”という期待が高まっていました」
安藤「あの頃、急にAIという言葉を聞くようになりましたよね」
信田「ええ。MIXIはずっと人と人をつなぐ場やコミュニケーションの場を作ってきた会社です。その延長で、次は人と機械が自然につながる存在を作れないかと考えたんです」
安藤「アプリではなくロボット、という案が出たのはなぜですか?」
信田「“次のインターフェースは何か”という問いが大きかったからです。ユーザーとの接点は、パソコン、ガラケー、スマホときて、その次は何が来るのか。もし“話すAI”が次の潮流になるなら、アプリだけではダメかもしれないという直感がありました」
安藤「アプリだけではダメ……。なぜでしょう?」
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取材/安藤 健 撮影/桑原美樹 文・編集/玉城智子(編集部)
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