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Meta社名変更で話題「メタバース」の活用予測で立ち返る、テクノロジーの本質【連載:澤円】

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株式会社圓窓 代表取締役
澤 円(@madoka510)

立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、日本マイクロソフトに転職、2020年8月に退職し、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。琉球大学客員教授。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『あたりまえを疑え。―自己実現できる働き方のヒントー』(セブン&アイ出版)/『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」 』(プレジデント社) Voicyアカウント:澤円の深夜の福音ラジオ オンラインサロン:自分コンテンツ化 プロジェクトルーム

皆さんこんにちは、澤です。

Facebookが「Meta」に社名変更をしましたね。

ザッカーバーグさんがそこまでメタバースを重要なポジションに据えていたとはボクは思っていなかったので、これはなかなかびっくりなニュースでした。

たしかに、メタバースの世界観は非常に面白く、いろいろな可能性を秘めているなと感じます。

今回は、メタバースを通して「テクノロジーはどのように人類をハッピーにするのか」の原点に返って考えてみました。

メタバースという言葉の由来は、SF作品の中での呼称からきているそうです。

Wikipediaの記事を引用してみます。

メタバース(metaverse)とは、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、もともとはSF作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する架空の仮想空間サービスの名称だったが、その後、テクノロジーの進化によって実際にさまざまな仮想空間サービスが登場すると、それらの総称や仮想空間自体の名称として用いられるようになった

1992年当時だと、まさかこんなに手軽にできるようになるとは思っていなかったかもしれませんね。

アバターを作るという行為は、ゲーミングの世界ではずっと前から定着しています。

ニンテンドーのWiiで作ったことがある方も多いのではないでしょうか。

ボクも、ゲーミングプラットフォームごとにいくつかのアバターを作ったことがあります。

自分の分身がディスプレイ内で動くのを眺めるのは、とても面白い体験です。

メタバースの活用シーンは?

さて、メタバースがどのようなシーンで活用されていくのかな、とあれこれ想像してみましょう。

メタバースは、仮想空間の中に自由に会議室やイベントスペースを作ることができます。

同じことをリアルな空間でやろうとすると、膨大な紙の書類や印鑑が必要になるでしょう。

また、どの街に作るのか、駅からどれくらいなのか、駐車場があるのか……考えることがわんさかあります。

メタバースなら、オンライン上で極めて短時間に、そして安価に空間を作り上げることができます。

もちろんオンライン上にプラットフォームそのものを作るには大変な労力が必要になりますが、そのプロセスで求められるのは、技術力とデザイン力。

不動産にまつわるもろもろの手続きや法務的な知識、立地条件やそれに伴う人の流れ方の計算など、そういったものからは、完全に解放されるのがメタバースの魅力です。

ボクはリアルの事務所を構えているのですが、そのプロセスの中で「自分で場所を確保するハードルの高さ」を体感することができました。

その時は地元の親しい不動産屋さんがめちゃくちゃサポートしてくださったので、かなり楽に手続きできた方ですが、それでも大量の書類や印鑑、保証人探しなどの作業が発生しました。

ボクはたまたま知り合いだったのでよかったですが、馴染みのない不動産屋さんであれば、契約トラブルには細心の注意を払う必要があります。

オンラインであれば、そういった心配事や手続きに時間を使うこともなく「場」を持つことができます。広さとコストの比例の度合いがリアルな場よりもずっと少ないので、大型のイベントや大規模オフィスの運営も、とてもしやすくなります。

最大のメリットは「やめやすい」こと

オンラインの世界で場を持つことの最大のメリットは、「やめやすい」ことだと思います。

ボクは事務所と小規模なセミナールームの二つを借りているのですが、契約を解消して返すのは、相当な労力がかかります。

これは、サラリーマンをしている人にはピンとこないかもしれない事実ですが、ちょっと会社っぽいことをしようとすると、非常に多くの備品が必要になります。

そして、大抵の場合それは家庭用のものよりも嵩張ったり数が多かったりするわけです。

(デスク、チェア、モニター、ホワイトボードなどなど)

これらを処分するのは相当大変で、書いてるだけで気が滅入ってくるほどです。

それらのものを一切持たずに、自分のプライベートスペースを持てるのは、メタバースの大きなメリットであると思います。

副業で会社をやってみようかなと思う人は、まずオフィスをメタバース上に持つのも面白そうです。

そして、アバターによってコミュニケーションをする世界観にも、大きな可能性を感じています。

これは、一昔前なら「ハンドルネーム」だけで繋がっていた、パソコン通信や2ちゃんねるの世界の発展系かもしれません。

テキストベースのやりとりでは、発言内容でしか個性を発揮できませんでしたが、アバターであれば「オンラインでの口下手」でも、自己表現の幅を広げることができそうです。

洋服を選ぶセンスに自信がなくても、アバターなら突飛なファッションも受け入れられやすいかもしれません。

あるいは「自分の理想の姿」を堂々とデザインしてメタバースの世界を闊歩してもいいでしょう。

メタバースの世界がより一般化され日常の存在に近づけば近づくほど、現実世界で生きにくさを感じている人たちが輝く世界を手に入れられる可能性が高まるでしょう。

テクノロジーは「時間」と「空間」の問題を解決してくれる

さて、今回はメタバースについて書かせてもらいましたが、ボクが言いたかったのは「テクノロジーはいつでも人類を幸せにするために存在している」という事実です。

少なくとも、ボクはそう信じています。

テクノロジーはいつでも「時間」と「空間」の問題を解決してくれます。

時間がかかる手続きや、距離にまつわる課題を、飛び越えてくれるのがテクノロジーです。

そして、「コミュニケーション」の問題を解決してくれるのも、テクノロジーのパワーです。

リアルな世界では「コミュ障」と言われている人も、ネットの世界では水を得た魚のように多くの人と接することができる世界が、もうすでに存在しているのです。

2021年も、ボクはテクノロジーのおかげでたくさんの幸せな体験をしました。

2022年は、もっともっとハッピーな世界をつくるために、テクノロジーと向き合っていきたいと思います。


澤円
▼澤円氏 最新書籍『「やめる」という選択』(日経BP)

自分に嘘をつかない、
無理はしない。
だから、可能性が広がっていく。

マイクロソフトを卒業して、
自分らしく生きる僕が大事にしていること

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