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マイクロソフト、楽天、メルカリを経てマクロミルへ。執行役員・宮坂雅輝が目指す“グローバル×価値創出”を実現するエンジニアリング組織とは

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2022年10月、ネットリサーチ(インターネット調査)で国内実績ナンバーワンを誇るマクロミルに、新たな執行役員として宮坂雅輝さんがジョインした。リサーチ事業のみならず、マーケティング支援にも強みを持つマクロミルのプロダクト・エンジニアリング組織の強化と、グローバル展開の推進を担っていくという。

エンジニアやプロダクトマネジャーとして活躍してきた宮坂さんの経歴には、マイクロソフトや楽天、メルカリと名だたるテックカンパニーが並ぶ。そんな彼が、次なるステージにマクロミルを選んだ理由とは何だったのだろうか。

宮坂さんのキャリアの選択軸を聞くと、長く活躍していきたいと考えるエンジニアやPdMが持つべき視点が見えてきた。

プロフィール画像

株式会社マクロミル
執行役員およびグローバルテクノロジー本部長
宮坂雅輝さん

大学院時代にマイクロソフトの契約社員を経験し、新卒で野村総合研究所にテクニカルエンジニアとして入社。その後、マイクロソフト、楽天、ファーストリテイリング、メルカリにて、国内およびグローバル向けの製品のプロダクトマネジメントや組織改革などに携わる。2022年10月に株式会社マクロミルへ転職。現在は「変化を起こせる組織・カルチャーの構築」や「デジタル、ソフトウエア、AIを使った新たなサービスの創造」に注力し、総合マーケティング企業への変革を加速させている

世界で活躍できるプロダクト・エンジニアリング組織を目指して

現在のマクロミルを一言で表現するならば、「変革期」。マクロミルでは、設立以来初となるシステムのフルリプレースを控えている。

宮坂さんは「エンジニアやプロダクトマネジャーの視点でいうと、今このフェーズのマクロミルにジョインするからこそ得られる経験があると思った」と力強く語る。

「設立から20年以上がたち、社内で使用しているシステムがレガシーになっている部分も増えています。例えるなら、増改築を繰り替えした住宅のよう。いささか住みにくくなってきた感じですね。

そんな状況では、新しい機能を作っていくことは、依存関係や制約があり非常に困難になってきます。

そこでついに、システムの刷新に踏み切りました。今はPoCとしてテクニカルフィージビリティーの検証をしているところです。

マクロミルの歴史の中で、システムリプレースは今回が初めてのこと。私はこれまで計6社に在籍してきましたが、システム全体を作り直す規模のリプレイスを経験できるのは10年に1度あるかないかでしょう。だからこそ、これはエンジニアとしてかなり貴重な成長の機会にもなると感じています」

マクロミル

この変革期において、執行役員として宮坂さんが担うミッションは「世界で戦えるプロダクト・エンジニアリング組織と、プロダクトの基盤をつくること」だ。

「これまではシステムが古いことで、組織としても『新しいやり方』を試しづらい側面があったかもしれません。まずは、現在主流となっているウォーターフォールからアジャイルへとシフトさせ、他部署と協力しながら早いサイクルで開発を回していきたいと思っています。

また、現在は海外子会社との業務上の連携が少なく、社内のマジョリティーも日本人です。世界で戦うためにはダイバーシティーが必須なので、国籍を含め、組織の多様性を重視していきたいですね」

その上で、宮坂さんは「みんなの目線をそろえることも重要」と強調する。

「会社としてグローバルを目指すには、全員が同じ方向を向いている必要があります。エンジニアやプロダクトマネジャーにも、『なぜ、作るのか』『作るとどんな効果が得られるのか』を突き詰めて考えていってほしいですね」

キャリア選択の軸=新しい価値の提供×グローバル

宮坂さんの経歴を振り返ると、大学院時代にマイクロソフトの契約社員として働いたところからキャリアがスタートしている。

新卒では野村総合研究所にテクニカルエンジニアとして入社。本人は「インターネットに詳しいことがバレただけ」と謙遜するが、入社からわずか1年程度でECサイト構築のプロジェクトでいくつかのドメインのリーダーに抜てきされた実績を持つ。

その後、最初の転職で宮坂さんが選んだのは、かつて契約社員として在籍していたマイクロソフトだった。

プロダクトマネジャーとして日本国内に向けたさまざまなオンラインサービスの開発を指揮していたが、程なくリーマンショックが到来。担当していたプロダクトはグローバル化へと大きくかじを切り、約50カ国への展開を実現した。

「マイクロソフトでのグローバリゼーションの経験が、私のキャリアにおける大きな転換期ですね」と宮坂さんは振り返る。

次にジョインした楽天でも、『楽天市場』のグローバル展開を担当。続くファーストリテイリングではECサイトの内製化に貢献し、その時のチームビルディングの経験を買われてメルカリに参画した。

マクロミル

「当時のメルカリは事業規模の急拡大に組織が追い付いていない状態。アジャイル開発の導入や組織のグローバル化など、やれることはたくさんありましたね。

プロダクトマネジャーとエンジニアの両視点から、開発プロセスや組織の抜本的な改革を行っていきました」

そして22年10月、新卒入社以降でカウントすると5度目となる転職で宮坂さんが選んだのがマクロミル。宮坂さんのキャリアにとって、初めて経験するBtoBビジネスだ。

「一般的にマクロミルはオンラインリサーチ企業としてのイメージが強いかもしれませんが、マーケティング支援においても強みを持っています。

マクロミルの武器は、蓄積してきた膨大なモニターデータやリサーチ結果。これらを生かして行動分析を行えば、ターゲットのインサイトを把握することも可能です。あらゆる企業のマーケターや製品企画・開発者に、新たな価値を提供できます。

デジタルの世界は今、プライバシー保護やCookie規制によってマーケティングの様相が大きく変化しているタイミングです。その変革期において、リサーチ企業として中立的な立場にいるマクロミルだからこそできることは多いと思っています」

宮坂さんがマクロミルに入社した最初のきっかけは、知人から声が掛かったことだという。

数ある企業の中からマクロミルへの入社を決めた理由を探ると、宮坂さんが転職時に貫き続けてきた二つの軸が見えてきた。

「転職先を決めるとき、第一の判断材料は『ソフトウエアを使った新しい価値の提供に挑戦できるかどうか』です。良さそうに見える会社でも、新しいことに挑戦しにくい社風は少なくありませんから。

その点、マクロミルには常に新たな価値創出に貢献できる面白みがあります。

例えば、ライフサイエンス分野の企業が特定保健用食品を開発するためには大量のモニタリングデータが必要ですよね。マクロミルであればデータ収集はもちろん、製品開発やマーケティングを支援する新しいサービスも作れます。

あらゆる企業のマーケターや製品開発者へのソリューションの提供を通じて、価値を生み出す一端を担えるのです」

マクロミル

続けて宮坂さんが語ったのは「グローバル進出の可能性」という、二つ目のキャリアの選択軸だ。

「この軸が確立したのは、マイクロソフトに転職した時ですね。

プロダクトのグローバライズを担当した際、『多くの国に展開するためにはどうすればよいか』と毎日必死に考え続けました。とても難しい課題でしたが、それまで思い浮かばなかったようなアイデアや、新たな気付きを得ることができたのも事実です。

目の前の事象にとらわれていると、視点や考え方の幅が限られてしまう。視野を世界にまで広げていかなければ、自分自身はもちろん、担当するプロダクトや会社の事業もグロースさせることは難しいと実感しました。

その点、マクロミルは海外に子会社を持っているので、新たなサービスを海外へと展開していける土壌が整っている点も魅力的でしたね」

仕事の価値を理解することが「求められるエンジニア」の条件

さまざまな企業で活躍してきた宮坂さんに求められるエンジニアになるための条件を聞くと、「自分の仕事の価値を考えられること」という回答が返ってきた。

「自分の仕事の価値、言い換えると、誰のため・何のためのプロダクトを開発しているのかを理解できているエンジニアは、長く活躍できるでしょう。開発背景の理解度によって、ソフトウエアのアーキテクチャやセキュリティーレベルなどのアウトプットも変わってきますから」

「そもそも、目的の分からない開発だとモチベーションは上がりにくいし、楽しくないですよね」と付け加えた宮坂さん。エンジニアたちが仕事の価値を考えられるように、自ら働きかけているという。

「仕事を任せるときは『なぜそれをやるのか』という背景をきっちり説明しますし、逆に社内からアイデアが出れば、なぜやりたいのか理由まで含めてしっかり話を聞きます。

そういった問いや答えを繰り返すうちに、考えることがクセになる。地道ですが、Whyを考えるカルチャーを醸成するにはこれが一番近道なんです」

マクロミル

最後に宮坂さんの個人的な展望を聞くと、「日本から世界で戦える会社、あるいはサービスを作りたい」と即答した。宮坂さんが抱えるマクロミルでのミッションである組織作りとプロダクト基盤作りと見事に合致する。

「いい技術集団ができて、いいプロダクトができて、それをグローバルへ展開していくことが私のモチベーションです。マクロミルなら、近い将来それが実現できると確信しています」

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取材・文/古屋 江美子 撮影/吉永和久 編集/秋元 祐香里(編集部)

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