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仕事の生産性が低い原因はどこにある? カミナシ原トリ・10X石川洋資が教える業務改善の第一歩【聴くエンジニアtype Vol.13/MC・キャディばんくし】

働き方

エンジニアtypeが運営する音声コンテンツ『聴くエンジニアtype』の内容を書き起こし! エンジニア読者が抱える仕事やキャリアのお悩みに、注目企業のCTOやさまざまな領域の第一線で活躍する技術者が回答します
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「目の前の業務に対応するだけで手いっぱい」「どうしてこんなに生産性が低いんだろう」……そんな悩みを抱えている人は、きっと少なくないだろう。今回はエンジニアの生産性向上をテーマにトークしていく。

前回に引き続き、ゲストはカミナシのCTO・原トリさんと10XのCTO・石川洋資さん、MCはキャディのばんくしさんだ。

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【MC】
キャディ株式会社 Tech Lead
河合俊典(ばんくし)さん(@vaaaaanquish

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【Speaker】
株式会社カミナシ 執行役員CTO
原トリさん(@toricls

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【Speaker】
株式会社10X Co-Founder, 取締役CTO
石川洋資さん(@_ishkawa

【今回の相談】

Cさん(31歳)

仕事の効率の悪さに課題を感じています。最近子どもが生まれて仕事に掛けられる時間が減ったこともあり、業務中は常に時間に追われています。

どうすれば仕事の生産性を高めることができますか?

具体的なアクションプラン&周囲とのコミュニケーションが重要

河合:これは私も聞きたいですね。石川さん、どうやったら生産性は上がりますか?

石川:仕事をしていると、さまざまな不確実性やインタラクションがあるので、それらが生産性を下げる要因になってるケースもあるのではないでしょうか。

生産性が低い時の状態としては、自分が持っている仕事の中で1番大事なことに時間が割けていない可能性が考えられます。例えば、イレギュラーな事態が発生して手動でオペレーションをしなければならない、障害の状況を見に行かなけれなばらない、質問に答えなければならない……とか。

これらにどの程度の時間を取られていて、本来の業務にはどれくらい時間を掛けられているか、という部分を能動的に考えられると、生産性を高めるヒントが見つかるかもしれないと思います。

こうしてお話ししながら、自分にブーメランで返ってきているなとも思いますが(笑)

原:相談者さんは、自分の生産性の低さを認識しているんですよね。とすると、一定の時間の中で見込んでいた成果が出せない、という点に悩んでいるのではないでしょうか。自分の中での期待値と、実際のアウトプットに解離がある状況なのかな、と。

これまでの経験上、自分が納得できるスピード感で結果を出せていない時は、ゴールに到達するまでのアクションプランを具体的に落とし込めていない状態で仕事に取り掛かっているケースが多いんです。

エンジニアリングの仕事で言うと、チケットの単位がデカすぎる、とかね。「いい感じにしといて」みたいなチケットが一つあっても、「それってどこまでできたら終わりなの?」と思いますよね。

聴くエンジニアtype

原:そんなときは、「いい感じ」を具体的に定義し、その状態に持っていくためにはあれをやってこれをやって……といったアクションプランに落とし込んでいくと不確実性が減ります。すると、一気に仕事が進んでいくはずなんですよね。

焦ってる時ほど、最終成果に到達するまでに自分がやるべきことを細かいアクションプランに落とし込んだほうがいい。そこができないときは、原因をちゃんと探る。「どうして具体的なアクションに落とし込めないんだろう」「自分は何が見えてないんだろう」と考えて、ゴールへの道筋を舗装してあげると、予定していた時間内で想定通りかそれ以上の成果が出るんじゃないかな。

河合:相談者さんの場合、業務上時間に追われるようなインタラクションが多いのかもしれないですね。ただ、よく質問される、イレギュラーな依頼がたくさんくるということは、この方はチームにとって貴重な存在なのではないでしょうか。

自分では生産性が低いと感じているかもしれませんが、周囲にとっては助けになっているかもしれない。そこの認識に齟齬がある可能性があるので、周りからフィードバックを受けつつ、「私はここまでやろう」というラインを決めてみてもいいのではと思いました。

相談者さんの悩みはお子さんが生まれたことにも関係しているようですが、そこに対してアドバイスはありますか?

石川:家庭を持ったり、お子さんができたりしてからの方が業務時間中に集中するようになった、という人は多い印象ですね。ただ、相談者さんの場合は仕事に掛けられる時間が減ったというよりは、「業務中は常に時間に追われている」という部分が気になります。

追われているということは、仕事が受動的になってしまっているのではないでしょうか。能動的に行動する余裕が今ない状態なんじゃないかな。

なので、まずは「追われている」という状態から脱するためのコミュニケーションが必要なのではと思います。

河合:生産性向上のためには、ときには何かを捨てて集中する必要もあるということですね。私も生産性を上げていきたいと思っているので、一緒に改善していきましょう!

6月25日(日)『聴くエンジニアtype』公開収録を赤坂で開催!

ポッドキャストチャンネル『聴くエンジニアtype』初の公開収録を東京赤坂の会場で開催します。MCのばんくしさんをはじめ、澤 円さん、池澤あやかさん、小城 久美子さん、増井 雄一郎さんが、エンジニアから寄せられた仕事・転職・キャリアの悩みに回答。収録後には懇親会や、書籍サイン会も開催予定です!
※公開収録はエンジニアtype主催のテックキャリアカンファレンス『ECDW2023』の中のコンテンツとして開催いたします

>>エントリーはこちら(ECDW2023特設ページ)

【開催場所】
〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王ビル 5階
株式会社キャリアデザインセンター 赤坂山王オフィス

【参加費】
無料
※懇親会は15:30~30分程度の予定です
※懇親会への参加は自由です

【定員】
60名(先着)

【エントリー方法】
以下より詳細をご確認の上、エントリーフォームより必要事項をご記入の上エントリーください。

>>エントリーはこちら(ECDW2023特設ページ)

聴くエンジニアtype

文/まゆ

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