刻一刻と変化する社会のニーズを正しく捉え、革新的なプロダクトを世に送り出すには、チームメンバーとの深く率直な議論が不可欠。
「こんなことを言うと相手のメンツをつぶしてしまうかも」と忖度することは、組織やプロダクトのためになりません。
人格否定や単なる攻撃はむろん避けるべきですが、より良いプロダクトを開発するためには、建設的な意見の対立がしっかりと起こる環境をつくることが大切です。
エンジニアtypeで最も読まれた記事は? 元Google人事、家入一真、樽石将人などTOP5をご紹介!【2023年5月版】
5月も終わりが近づき、今年もいよいよ折り返し地点が見えてきた。
エンジニアtypeでは今月も多くの著名人・識者のインタビューや、キャリア形成のヒントとなる記事を多数お届けしてきた。
そこで今回、2023年5月に公開された記事の中から最も多く読まれた記事をランキング形式で紹介。堂々の1位に輝いたものは一体……!?
目次
- 【1位】良かれと思ってやったのに…元Google人事が説く、日本の管理職がやりがちなエンジニアの心理的安全性を下げるNG行動四つ
- 【2位】「基本的には書類落ち」技術力が低い環境を抜け出せないWebアプリ開発エンジニアのジレンマ【連載:転職&キャリア相談室】
- 【3位】太陽光発電×IoT×蓄電池で、世界の見え方が180度反転する【連載:ゼロから始める再エネ×IT生活】
- 【4位】“戻ってきた”開発者・家入一真に聞く、GPT3.5搭載『HOTOKE AI』がグローバルでヒットしたワケ「プロダクトの先には必ず人の感情がある」
- 【5位】トラブル発生時、矢面に立たされるエンジニアに必要な「対話」を考えよう【澤円「コミュ力おばけ」への道】
【1位】良かれと思ってやったのに…元Google人事が説く、日本の管理職がやりがちなエンジニアの心理的安全性を下げるNG行動四つ
第1位は、元・Google人事で『心理的安全性 最強の教科書』(東洋経済新報社)著者・ピョートル・フェリクス・クジバチさんのインタビュー記事。
ここ数年で「心理的安全性」という言葉の認知が広がっている一方で、その意味を正しく理解している人はどれくらいいるだろうか?
「心理的安全性」の言葉の意味を正しく理解していないとメンバーの意欲を「むしろ下げてしまう」ことにもつながりかねないと警鐘を鳴らすピョートルさん。記事内で紹介されている「心理的安全性が保たれている条件」はぜひチェックしてみてほしい。
【2位】「基本的には書類落ち」技術力が低い環境を抜け出せないWebアプリ開発エンジニアのジレンマ【連載:転職&キャリア相談室】
続いて、先月の人気記事で1位を獲得した「サカモト@エンジニアキャリア論」さんによる人気連載の2本目がランクイン。
エンジニアから実際に寄せられた相談内容をもとに、転職成功の秘訣や年収・キャリアアップに役立つ情報をサカモトさんが紹介する本連載。
今月は、Webアプリケーションエンジニア(年収:400万円)として働く方からの「今の職では技術力が伸ばせる環境ではないうえ年収が低いため転職活動中だが、うまくいかない」お悩みにズバリ回答した。
転職活動をやめるべきか? それとも自己研鑽をして転職活動するべきかーー? 「稼げるエンジニア」になるために大切な考え方とは一体何だろうか。
Bさんにエンジニアの才能が全くないわけではありませんが、「プライベートの時間を削って勉強はしたくない」という発言もある通り、「エンジニアとして力を付けたい」と心から思っているようには見えませんでした。
ただ、ハッキリ言って、それでは「稼げるエンジニア」にはなれません。
技術力うんぬんの前に「人任せの状態で、稼げるエンジニアになれる」と思っている人がいるとしたら、それは間違いです。
【3位】太陽光発電×IoT×蓄電池で、世界の見え方が180度反転する【連載:ゼロから始める再エネ×IT生活】
続いては、元Googleエンジニアで樽石デジタル技術研究所の代表・樽石将人さんによる新連載がランクイン。
樽石さんが実践を通じて得た知見や最新の情報をシェアする当連載では、意義深くも楽しい「再エネ×IT生活」を”指南”する。
記事内では、樽石さんが再生可能エネルギーに関心を持ったきっかけについても言及。「僕らには自分ごととして再エネ社会の実現に取り組む責任がある」と語る理由は、大量の電力を使う立場にあるソフトウエアエンジニアのみならず必見だ。
ITと再エネの効率利用は非常に相性が良い。僕がやっているような箱庭的な実験が、仕組みそのままで企業レベル、社会レベルにまでスケールできるのです。
この状況は、僕らがかつて経験したインターネット黎明期のそれと似ています。皆さんもぜひ、このワクワクする「再エネ×IT」生活を一緒に楽しみませんか?
【4位】“戻ってきた”開発者・家入一真に聞く、GPT3.5搭載『HOTOKE AI』がグローバルでヒットしたワケ「プロダクトの先には必ず人の感情がある」
第4位には、“仏”がお悩み相談に答えてくれるWebサービス『HOTOKE AI』開発者で株式会社CAMPFIRE 代表取締役の家入一真さんのインタビュー記事が登場。
GPT3.5のAPIが公開された翌日にリリースされ、日本だけでなく中国をはじめグローバルにユーザーが広がっている、今まさに話題沸騰のサービスだ。
経営者としてではなく久々にWebサービス開発者として“戻ってきた”家入さんが自ら分析する、ヒットの要因についてとことん聞いた。
プログラミングにはロジックがあるかもしれませんが、エンジニアがつくるシステムやサービスというのは、その先に「使う人」がいるものですよね。
その人たちの感情に思いを寄せずして、いいものづくりはできません。ヒットサービスを生み出す、既存のサービスをより良いものへと育てるという観点においても、ユーザーの感情を考慮することが不可欠です。
【5位】トラブル発生時、矢面に立たされるエンジニアに必要な「対話」を考えよう【澤円「コミュ力おばけ」への道】
5位にランクインしたのは、プレゼンの神・澤円さんによる大人気連載。今月は、システム導入や運用の現場でも“あるある”な「トラブルが起きたときの対話術」について。
問題が起きたとき、自分の味方だと思っていた営業が急に顧客側に寝返りしてエンジニアを責め立てたり、怒り心頭な人たちの前での謝罪を要求されたり……。
このような地獄絵図を切り抜けるために大切なマインドセットとは?
これ、正論をぶつけても相手はおとなしくなってくれないんですよね。
そもそもトラブルが起きているということは、何らか業務に支障が出ていたり、別の人から担当者や営業が怒られてたりしてるわけで、その矛先が「障害を起こしているシステムに一番近い人」であるエンジニアに向きがちだったりします。
エンジニアに噛みついても何も解決しやしないんですけど、「怒ったってシステムは直りませんよ」と相手に言おうもんなら、それこそ怒りのレベルがアップグレードされてしまうだけで、誰もハッピーになりません。
エンジニアtype編集部一同は、「エンジニアのキャリアを考える」メディアとして、読者に気付きを提供できる記事をより多く発信すべく日々取材や記事の執筆に取り組んでいる。
来月以降も、ぜひエンジニアtypeの最新記事をチェックしていただきたい。
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