われわれエンジニアは、需要が高い、高給を支払える企業が欲している領域のエンジニアを目指すことが活躍の一番の近道であることも事実です。
四つの領域以外にも機械学習、XR、組み込み系などがありますが、自分の専門領域が好きだからという視点に加えて、世の中でどのような企業のポジションで必要とされているのか? という視点で見てみると、今後の年収アップの鍵になると思います。
サカモトのお悩み相談、澤円が伝授するマインドセット、NOT A HOTEL・CTO大久保 貴之のキャリア論…8月の人気記事TOP5を紹介
8月。夏休みを満喫した人も、家でゆっくり過ごした人も、はたまた仕事に励んだという人も……みなそれぞれの夏を満喫しただろう。
ただ、休み明けに「いまいち仕事への熱量が上がらない…」なんてエンジニア諸君も多いのでは? そんな人へモチベーションアップにつなげてもらうべく、2023年8月に掲載された記事の中で最も読まれた記事をランキング形式でご紹介!
エンジニアtypeの人気連載や、今話題のPropTechスタートアップのCTOインタビューなどまとめてお届けする。
目次
【第1位】年収アップを目指すなら何を専門領域にすべき? バックエンド、フルスタック、モバイルアプリ、フロントエンドで比較!
第1位は、Twitterやnoteなどでエンジニアに向けてさまざまな情報発信を行う、サカモト@エンジニアキャリア論さんによる連載。先月も第2位にランクインするなど、毎月多くの読者から好評を頂いている人気連載だ。
今回取り上げるのは「どの専門領域でエンジニアをやるべきか?」という質問。バックエンド、フルスタック、モバイルアプリ、フロントエンドの四つの分野の年収を徹底比較するとともに、専門領域を変える方法について解説する。
【第2位】「ちょっと教えて」にどう応える? “教える技術”を磨くエンジニアのためのマインドセット
続く第2位は、プレゼンの神・澤円さんによる連載「『コミュ力おばけ』への道」がランクイン。
日本マイクロソフト出身の澤さん自身の経験やノウハウをもとに、仕事がスムーズに進むコミュニケーションのヒントを伝授する当連載。今回は「教える」という行為を、キャリアアップにつなげる方法について教えてもらった。
「自分が知っている」という状態と「人に教える」というのは大きな差があります。また、「超一流のつよつよエンジニア」が教えるのがうまいとは限りません。
むしろ、分からない人たちの視点が理解できずに、途方に暮れてしまう場合もあったり、あまりにも相手の質問をぞんざいに扱って、嫌われてしまった人もいます。
エンジニアtype の読者さんであるエンジニアの皆様においては、この「教える」をぜひともキャリアアップにつなげてほしいなと思います。
【第3位】落合陽一も驚いた完成度の高さ。最優秀賞は「絶対に答えを教えない」家庭教師AIアプリ
続いては、今年6月にエンジニアtype主催のテックカンファレンス『ENGINEERキャリアデザインウィーク2023』(ECDW2023)内で行われたハッカソンのイベントレポートがランクイン。
メディアアーティストの落合陽一さんはじめ、Ruby生みの親であるまつもとゆきひろさん、競技プログラミングコンテストを主催するAtCoderで代表を務める高橋直大さん、ベンチャーキャピタルのYazawa VenturesでFounder兼CEOを務める矢澤 麻里子さんの4人が審査員を務め、総勢24名・8チームが参加した同イベント。
アプリやゲームなど、ChatGPTを活用したサービス開発に各チームがしのぎを削った当日の様子を、臨場感はそのままにポート。
最優秀賞・エンジニアtype賞を受賞した2チームの作品は、一体どんなものだったのだろうか。
「短時間だったにも関わらず、優秀な作品ばかりで驚いた。今回はChatGPTでの開発でしたが、今後GPTの仕様が変わる可能性もあるし、他のLLMも続々と出てきている。
もしかしたらAPIを叩くより、自分で作ってしまった方がはるかに低コスト.....なんてことも出てくるでしょう。今後ますます状況は変わると思いますが、今回のハッカソンがそうした議論を含めて考えを深めていくいい機会になったと思います」(落合陽一さん)
【第4位】「役割に縛られすぎない」が、キャリアも世界も面白くする【NOT A HOTEL・CTO大久保 貴之】
続いては、NOT A HOTELのCTO大久保 貴之さんの記事がランクイン。同社は、自宅(別荘)とホテルをアプリで切り替えられる「あたらしい暮らし」を提供するPropTechスタートアップ。
そこでCTOを務める大久保さんは、大学研究員時代に起業したカラクルをZOZOに売却した後、ZOZOテクノロジーズ執行役員兼ZOZO研究所 所長に就任し、2021年にNOT A HOTELにジョインした。
縦横無尽にキャリアを切り拓いている大久保さんに、その秘訣を問うと「エンジニアという言葉にとらわれすぎないこと」だと語る。その言葉は一体何を意味するのだろうか。
「エンジニアの定義は一旦置いておいて……長くエンジニアを続けることが重要ではなく、優先すべきは自分がどうありたいか、何が一番楽しいかということじゃないでしょうか。
私の場合、それを実現する手段が『エンジニア』だったというだけです」
【第5位】米国でのウォーターフォール採用は10%未満? 日本でアジャイルは普及する?…アジャイルにまつわる悩みに第一人者たちが回答
誕生から20年以上、なぜいまだにアジャイルは「特別視」されるのか? 「正しいスクラム」って何? スクラムイベントをどのように進めるべき……?
永和システムマネジメント代表の平鍋健児さんとレッドジャーニー代表の市谷聡啓さんをゲストに迎え、NTTコミュニケーションズの岩瀬義昌さんがモデレーターを務めたECDW2023のトークセッション「日本企業のアジャイル開発はなぜ失敗するのか?」では、質疑応答に視聴者からアジャイル開発にまつわるお悩みや質問が多数が寄せられた。
後日改めてお三方にお時間をいただき、当日残念ながら回答できなかった質問について「おかわり質疑応答コーナー」を実施! 後半には読者プレゼントのお知らせも記載しているので、ぜひチェックいただきたい。
平鍋:日本ではまだウォーターフォールが採用されることも多いですが、米国でそれを採用している企業は全体の10%未満というデータもあります。
岩瀬:シェア率としては、完全に日本と逆転してますよね。ウォーターフォール型で開発を行っていると、米国では周りのスピードに着いていけずに駆逐されてしまうのでしょう。
とはいえ、日本におけるアジャイルの広まりを実感することもあって、当社の新卒社員向けの研修を行っていると「ウォーターフォール」という言葉が通じなくなってきているんです。
いわゆる「アジャイルネイティブ世代」と呼ばれる世代なのでしょうね。
エンジニアtypeは、「エンジニアのキャリアを考える」メディアとして、読者に気付きを提供できる記事をより多く発信すべく日々取材や記事の執筆に取り組んでいる。
来月以降も、ぜひエンジニアtypeの最新記事をチェックいただきたい。
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