市場規模1兆円を超えるリユース市場において、業界の覇者として躍進を続けてきたメルカリ。

「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」という揺るがないミッションを掲げる同社は、今年で創業9年を迎える。

そんな彼らが次のステージとして見据えるのは、世界に引けをとらない「グローバルテックカンパニー」の地位だ。

本特集では、進化を続けるメルカリの現在地と未来をお届けする。

メルカリジャパン新CEOにJeff LeBeau氏が抜擢。データドリブンなプロダクト開発の先に見据える“真のグローバルテックカンパニー”とは

2022年1月1日、メルカリの国内事業を統括するメルカリジャパンのトップが交代。2018年から3年にわたりCEOを務めた田面木宏尚さんから、CPO兼Analytics担当の執行役員を務めてきたJeff LeBeau（ジェフ・ルボー）さんに引き継がれた。

Jeffさんが目指すのは、「データドリブンなプロダクト開発体制の強化」。そしてその先に、世界基準の技術や組織、カルチャーを持つ「真のグローバルテックカンパニー」を見据えているという。

彼の就任によって、メルカリはどう変わるのか？

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「マイクロサービスは銀の弾丸じゃない」メルカリ・グリーCTOがエンジニア組織拡大期に得た学びと苦悩【若狭建×藤本真樹】

ゼロからの組織・サービスを立ち上げ、「スタートアップ」「ベンチャー」と呼ばれた時代を経て、巨大テックカンパニーになろうとしているメルカリとグリー。

数百名規模の開発組織をつくる上で、両社がこれまで経てきた苦悩と学びとは何なのか。また、今後さらにグロースするために、いま向き合っている課題とは？

メルカリのCTOを務める若狭建さん、グリーのCTOを務める藤本真樹さんに伺った。

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インパクトは国内テック業界全体へ。メルカリが注力する技術基盤強化「RFSプロジェクト」の真相【塚 穣】

世界基準のグローバルテックカンパニーを目指すべく、2021年11月に発足した技術基盤強化プロジェクト「RFS（Robust Foundation for Speed）」。今後、メルカリが「変化に強いしなやかなエンジニア組織」へと進化する上で重要な役割を担っているという。

これにより、メルカリの開発組織はどう変わっていくのか。プロジェクトオーナーを担う塚穣さんに、彼がエンジニアとして考える本施策の意義や、基盤強化がもたらすものについて聞く。

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フリーランス歴13年→メルカリEMへ。会社員復帰の決め手となったメルカリの「解きがいのある課題」

メルカリは「世界で戦えるエンジニアリング組織」をつくるべく、この数年でエンジニア採用を強化してきた。

特に、世の中にあるさまざまなニーズに応えるために、多様性に富んだチームづくりを重視。年齢、国籍、経歴といったバックグラウンドにとらわれず、メルカリをスケールする力を持ったエンジニアを集めている。

そうした中、2020年6月に同社のバックエンドチームに入社したのは、13年間フリーランスエンジニアとして活躍していた大野晋さんだ。

そこで、大野さんと、彼をメルカリに誘い、現在は彼のマネジャーを務める後藤秀宣さんによる対談を実施。大野さんの転職背景や「内定のポイント」を振り返ってもらった。

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【メルペイ】「重視するのは“中長期的に”スケールできる仕組みづくり」グループ全体のプロダクト開発を支えるIDPチームの挑戦

特集の最後は、RFSの中でも認証認可に関わるIDP（IDプラットフォーム）領域の変革に取り組むメルペイの挑戦について紹介したい。

メルカリのグループ会社であるメルペイに属するIDPチームは、MAU2,000万を超えるフリマアプリ『メルカリ』のプラットフォーム上にあるサービス・機能における認証・認可、アカウントの管理を担っている。

グループ内で新サービスへの挑戦が果敢に行われる中で、このIDP領域の変革が欠かせないというが、どういうことなのか。

CTOの野澤さん、Engineering ManagerのRobert Jerovsekさん、Tech Leadの狩野達也さんに詳細を聞いた。

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