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日系→外資への転職で仕事の満足度はどう変わる? エンジニア2人の実体験に見る「成果への納得感」と「成長機会」の違い

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あらゆる企業においてAI活用やDXの推進が最重要課題となった今、エンジニアの重要性はかつてないほど高まっている。

にも関わらず、現場のエンジニアは「成果を出しても正当に評価されない」「スキルアップできる環境がない」「余計な雑務が多すぎる」といった不満を抱えることが少なくない。

その原因を紐解くと、日系企業特有の年功序列や若手がチャレンジしづらい環境が根底にあることも多い。では、外資系企業であればこうした課題とは無縁なのだろうか?

そんな疑問を解消すべく、日系企業から外資系企業への転職経験を持つ2人のエンジニアに、本当のところを語ってもらった。

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キンドリルジャパン株式会社
アプリケーション、Data&AI営業部長
三輪さん

新卒で日系の大手通信キャリアに入社し、システム開発やR&Dに従事。2013年に子会社のクラウドベンチャーへ出向し、企画から開発・運用まで手掛ける。18年、日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)入社。20年よりテクニカルサービス事業部の責任者を務める。21年、IBMからインフラ事業が分社化。キンドリルジャパン発足に伴い、同社の技術営業部長に就任。22年8月より現職

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キンドリルジャパン株式会社
ストラテジックデリバリー プロジェクトマネージャー
浅子さん

日系IT企業2社でネットワークエンジニアとして勤務した後、2017年に国内大手製造業のグループ子会社であるIT企業に入社し、PMとして勤務。22年4月、キンドリルジャパン入社。現在はPMとして複数のプロジェクトを担当

グローバルな環境、ダイバーシティー……日系企業にはないものがそこにあった

ーー三輪さんは日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)時代に、浅子さんは分社化したキンドリルジャパン(以下、キンドリル)への入社ですが、そもそもなぜ転職を?

三輪:私は新卒で大手通信キャリアに入社し、10年以上勤めました。キャリアのスタートはインフラエンジニアです。

プロダクトマネージャー や研究職、さらには子会社であるクラウドベンチャーへ出向して企画・開発から運用まで手掛けるなど、さまざまな経験を積みました。その後は本社に戻ってグループのクラウド戦略を立案するポジションを任されたのですが、次第にグローバル企業との差を感じるようになったのです。

当時はセミナーなどで日本のクラウド技術者と交流する機会が多かったのですが、米国に出張してAmazonの技術者と議論した時は大いに刺激を受けました。

彼らの技術力が高いのはもちろんですが、それ以上に仕事の進め方や開発現場のカルチャーが日本とは全く違う

今でこそ、日系企業にもアジャイル開発やチャットによるコミュニケーションが浸透していますが、Slackで各国のエンジニアとリアルタイムで会話しながらすさまじいスピードで開発を進める様子は、当時の日本ではあまり見られないものでした。

先進的な文化を目の当たりにしてカルチャーショックを受け、「自分もグローバルな環境に身を置き、技術者として成長したい」という思いが強くなったのです。

転職の理由を一言で表すなら、「もっとワクワクが欲しい!」になるでしょうね。

浅子:私は何度か転職を経験していて、キンドリルで4社目です。

ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートしたのですが、ある程度経験を積んで将来の方向性を考えたとき、「人とコミュニケーションをとりながらチームを動かしていく役割が自分には向いているのでは」と思い、前職に入社すると同時にPMに転じました。

ただ、前職のIT企業は親会社のシステム構築や運用に特化していたので、業務範囲が限定されていて。PMとしてスキルアップするには、幅広い業界・業種のお客さまに対応し、多様な技術ソリューションを提供しながら自分の引き出しを増やしていく必要があると考え、転職を考え始めました。

キンドリル

ーーキンドリルやIBMと出会ったきっかけや、入社の決め手は何だったのでしょうか。

浅子:インフラ領域に強い会社であることと、幅広い顧客に対して多様なサービスを提供していることを条件に情報収集をしていく中、知人の紹介でキンドリルを知りました。

設立間もないスタートアップでありながら、ITインフラに特化した会社として世界最大級の規模を持つことに衝撃を受けて、「ぜひここで働きたい」と強く思ったんです。

今ジョインすれば、大きな可能性を持つ会社の立ち上げメンバーになれる。そう思うと興奮しましたし、自分たちの力で会社の未来をつくっていくのはきっと面白いだろうと感じました。

また、グローバルを含めた多種多様なお客さまを相手に、大規模プロジェクトをマネジメントできる点も魅力でした。前職時代から、日本国内に留まらない案件に携わりたいと考えていたので、キンドリルならその機会が得られるだろう、と。

三輪:私の場合は、前職時代に当時IBMの理事だった方と話す機会があり、グローバルで活躍する姿に刺激を受けたのが興味を持つきっかけでした。

「さっきインドの出張から帰ったばかりで」といった会話が自然と交わされているのを聞いて、「IBMにはかっこいい先輩がいるんだな」と思ったんです。

グローバルな環境で仕事ができる人たちと一緒に働き、自分を成長させたいと考えていた私にとっては非常に魅力的な職場だと感じた。その方から「クラウドセールスの新組織を立ち上げる」「いろいろな業界から面白いメンバーを集めているから、君もジョインしないか」と誘われて、転職を決意しました。

さらに言うと、大阪勤務を認めてもらえたことも決め手の一つです。

当時は子どもが産まれて間もない時期だったこともあり、居住していた大阪から離れるつもりはなかったのですが、関西にポジションがない企業も多くて。一方、IBMは組織にダイバーシティーが根付いていたので、コロナ禍以前からリモートワークや在宅勤務などを取り入れた多様な働き方がされていました。

私は現在も大阪に在住しながら、他の拠点にいるメンバーとチームを組んで仕事をしています。定時で一度退社して、子どもをお風呂に入れてから自宅でリモートワークに戻る、といったことも可能です。

今ではこうした働き方ができる会社や、制度が整っている会社も増えていますが、コロナ禍以前の日本ではまだまだ珍しかった。私にとって本当にありがたい環境でしたね。会社に「文化」として浸透している点の素晴らしさを、入社してから実感しています。

キンドリルジャパン

三輪さんは大阪在住のため、今回の取材はリモートで実施した。

成果を出した人が評価される“当たり前”の世界

ーー転職以前は日系企業でキャリアを積んできたわけですが、入社前は外資系企業に対してどんなイメージをお持ちでしたか?

浅子:実力主義のイメージが強かったですね。「やるか、やられるかの世界」という感じで(笑)

日系企業であってもIT業界は実力主義の傾向が強い分野ですが、外資系はさらに高いレベルを求められる印象でした。

でも、私にとってはむしろそれが良かった。自分は追い込まれないとなかなか動かない性格だと分かっていたので、もっと成長するために実力主義の世界に身を置きたいと考えていたんです。

三輪:私も実力主義や成果主義のイメージがありました。それを厳しい環境と捉える人もいるかもしれませんが、裏を返すと、成果を出せば高く評価されるということです。

本来なら良い仕事をした人が評価され、仕事をしない人は評価されないのが当たり前。ですが、「この人が会議で発言するのを見たことがないけど?」と思うような人が、一定の地位に居続ける……なんてことも少なくないですよね。

キンドリルでは、結果を出した人が評価される仕組みが日系企業よりも根付いていると感じます。結果を出した人が評価されるのは誰にとっても納得感があるので、気持ち良く働けます。

ーー入社してから感じた外資系企業ならではの特徴はありますか?

三輪:一人一人の役割が明確に決まっているのは良い特徴ですね。

日系企業の場合は誰が担当するのか曖昧な業務も多く、本来なら自分がやらなくていい仕事まで引き請けざるを得ないケースもよくありますが、今は自分のロールに集中できます。

キンドリル

浅子:役割が明確化されているメリットは私も感じます。

実は転職先を検討する際、プロジェクトマネジメントを重んじる会社であることも条件にしていたんです。本来であればPMとエンジニアは役割が違うはずですが、会社によってはPMがエンジニアの業務を兼務するケースもありますから。

なんでも自分でやりたい人にとっては良い環境かもしれませんが、私はあくまでPMとしてスキルを磨き、どんなプロジェクトもお客さまの満足度100%を達成できる力を身に付けたかった。その点、外資系企業は各ポジションのロールが明確ですし、選べるキャリアパスも豊富です。

キンドリルでも「PMとしてどのような成果を出したか」をきちんと評価してもらえますよ。

自分のスキルを伸ばすチャンスが、そこかしこに転がっている

ーーお二人とも自分が成長できる環境を求めて転職されていますが、前職と比較してご自身のスキルや周囲からの評価・期待値はどのように変化しましたか?

三輪:会社からの期待の表れだと思うのですが、自分にとって難易度が高い仕事でもどんどんアサインされることに驚いています。

印象に残っているのは、入社してようやく1年強経った頃に、会社を挙げた一大イベントでプレゼンを任されたことです。

転職後まだ日が浅く、マネージャーに昇格したばかり。そんなエンジニアに、大手企業のCxOクラスが数百人集まるイベントで、しかもIBMの山口明夫社長の次の枠に登壇するという重大な任務が与えられたのです。あまりの重責に生きた心地がしませんでした(笑)

しかし、必死に準備して無事にプレゼンをやり遂げることができた。この経験を通じて、自分を大きくストレッチさせることができました。

社歴や肩書きを重視する日系企業なら、こんな機会はなかなか得られないと思いますが、キンドリルには自分のスキルや経験値を伸ばすチャンスがいくらでも転がっています。

そのチャンスに食らいつき、仕事をやり切って周囲から評価されれば、また次のステージが待っている。

「○○について話せるのはこの人しかいない」といった評価が高まると、「一緒にお客さまへの提案に行ってほしい」と社内から声を掛けられる機会も増えます。実際、私も半年間で60社のお客さま先を回ったことがあるほどです。

スキルアップして自分のプレゼンスを高めれば、他部署やグローバルも含めた大きなフィールドで活躍するチャンスを掴めるのは、外資系ならではだと感じています。

キンドリル

浅子:私の場合、会社からは次世代のPM育成に期待を掛けてもらっています。自分が持つノウハウを若手と共有したり、啓蒙活動に参加したりと働きかけているところです。

「PMは大変そう」と思っている若手も多いのですが、それ以上にやりがいのある仕事。

ビジネス要件の高度化やITシステムの複雑化などによりプロジェクトマネジメントの重要性がますます高まっているので、人材育成の面でも会社に貢献していきたいと考えています。

ただ、入社後はPMとしてのスキルがまだまだ足りないことを自覚させられましたね。

前職は親会社から発注を受ける立場で、相手も身内のようなものでした。今振り返ると「これくらいは許されるだろう」といった甘い考えで仕事をしていた部分もあったのかもしれません。

でも今の立場では、それは許されない。前職時代に比べてプロジェクトに関わるステークホルダーの数が増えましたし、それぞれのお客さまが抱える事情も異なる。相手のために何ができるかを徹底して考える力をもっと鍛えなければと思っています。

足りないものを自覚してスキルアップの必要性を改めて認識できてよかった。転職して環境を変えたおかげです。

ーー最後に、今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

浅子:PMのキャリアを突き詰めたいという思いは、今も変わっていません。キンドリルに入社して「ここなら自分が描いていた未来に近付ける」という確信は強くなっています。

社内にはPMとして結果を出している人がたくさんいますし、自分がなりたい姿の実例を間近で見られるのはモチベーションになりますね。

直近の目標は、会社にとって困難なプロジェクトでも「浅子に任せれば大丈夫」と思ってもらえるような、頼りになるPMになること。学ぶことさえ怠らなければ、きっと実現できると思っています。

三輪:私は前職の頃から、技術者としてスキルを磨きつつ、最終的にはマネージャーとしてのキャリアを歩んでいきたいと考えてきました。IBMへの転職後、そしてキンドリルへの分社後は複数の組織で部長や事業部長の経験を積むことができています。

役員と議論した結果を全社に発信し、会社の事業やビジネスに影響力を発揮できることに面白さを感じますね。転職して4年経っても常に新しい刺激があるので、ずっとワクワクしています。

マネージャーとして、自分だけでなくチームのメンバーにもワクワクしながら成長してほしい。なので、「これがやりたい」と手を挙げた人にはどんどん仕事を任せていきたいですね。

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取材・文/塚田有香 撮影/竹井俊晴

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