25歳でAmazon管理職に内定もなぜ辞退? スタートアップを選んだ理由と、入社1か月目で実行したAI改革の中身
25歳でAmazonの管理職ポストに内定も、なぜ辞退?
25歳でAmazonの管理職ポストに内定――。
それでも彼は、社員数十名のAIスタートアップを選んだ。
「どんなに優れたAIツールがあっても、業務で使えないなら意味がないんです」
そう語るのは、AIスタートアップ Cynthialy(シンシアリー) に中途入社したAIコンサルタントのDさんだ。
入社して1週間。CynthialyのCEO・國本知里さん(通称チェルシー)さんは、Dさんの活躍を称えるポストをXに投稿していた。
Amazon内定を辞退して弊社に9月から入った大型新人が、Copilot, Gemini, Notion, Slack, Dify, n8n等、とんでもないスピードで業務AI改革をゴリゴリやっていて頼もしすぎる。一気に課題が解決し始めていて、やはりどこの会社にも超優秀AIコンサル入ると、Week1でも変化ある。AI変革者の活躍時代。
— チェルシー|Cynthialy CEO (@chelsea_ainee) September 4, 2025
ポストにある通り、DさんはCynthialyに入社を決める前、Amazonのとある領域のDX推進ポジション、しかも管理職クラスの内定を得ていた。
だが最終的に、その内定を辞退し、社員数十名のスタートアップへの転職を選んだ。
理由を尋ねると、返ってきたのは意外な言葉だった。
「思っていたより不自由そうな環境だなと思ったんです」(Dさん)
Amazonが不自由。意外に聞こえるその言葉の背景には、DさんのAI観があった。
「AIを使った業務改善がしたくて転職活動をしている中で、“まさに”というポジションで内定をいただけたのがAmazonでした。やりたいことと合致しすぎていてAmazonしか受けていなかったくらいです。
ただ、複数の社員の方から話を聞くと、使用できるAIツールは限られており、社内で開発された独自システムが推奨されている環境だと分かりました。
もちろんセキュリティー上の意図は理解できますが、試したいことを試せない環境では、業務改善のスピードが出ないと感じました」(Dさん)
Dさんが求めていたのは、単に自由に働ける環境ではなく、AIを手段として現場をどう変えられるかをAIの種類に縛られることなく、自分の意思で試せる場所だった。
「そのためには、どのAIを使えるかが重要でした。Amazonも裁量や自主性は大きな会社ですが、試したいアプローチを最適なツールで検証できないかもしれない。そのわずかな違いが、自分にとっては大きな決め手になりました」(Dさん)
Cynthialyへの入社を決めたのは、「熱量」「スピード」「裁量」の3拍子が揃っていたからだ。
「やってみたいと思ったことを、すぐ試せる環境がある。それだけで、仕事のスピードも考え方も全然違ってくると思いました」(Dさん)
入社して最初にしたのは、AI導入ではなく「可視化」
Cynthialyに入社後、DさんはすぐにAIツールの導入や自動化に着手……したわけではなかった。
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取材協力/阿部昌 取材・文/玉城智子(編集部)
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