

首都圏に続々と新店舗誕生! シリコンバレー発、体験型ストア『b8ta Tokyo』で発想力を磨いてきた【編集部体験レポ】
もうすぐGW。待ちに待った連休だけど、コロナ禍に遠出するのもな……というエンジニアも多いのでは?
そこで今回、気軽に足を運べる都内のおでかけスポットとしてエンジニアにおすすめしたいのが、最新ガジェットやD2C製品などを扱う体験型ストア『b8ta Tokyo(ベータトーキョー)』。

2015年にRaaS (Retail as a Service/サービスとしての小売)のパイオニアとしてシリコンバレーに誕生した『b8ta』。2020年8月、日本初の店舗となる『b8ta Tokyo』を有楽町、新宿マルイ本館に出店し、21年11月には国内3店舗目を渋谷にオープン。4店舗目となる『b8ta Koshigaya Laketown』も22年4月27日にオープン予定
『b8ta Tokyo』には話題のテックベンチャーや大手企業が開発した最新ガジェットがずらりと並んでいる。
ここに行けば、よりクリエーティブに、より柔軟な発想でものづくりをするための刺激が得られるかもしれない……!
というわけで、この4月にエンジニアtype編集部にやってきた新人編集者・玉城が『b8ta Tokyo – Yurakucho』に遊びに……否、連休の過ごし方に迷い中のエンジニアのために取材に行ってみた!

4月に部署異動でエンジニアtype編集部にやってきた玉城。大都会、有楽町の街を行き交う人々にチラ見されながらの撮影に少し恥ずかしげ。「クリエーターに必要な発想力、磨いちゃうわよ~」(玉城)
RaaSのパイオニアとして注目『b8ta』とは?
店内に入ると、ベータ・ジャパンでゼネラルマネージャーを務める日高裕基さんと、広報&エグゼクティブアシスタントの岡田千佳さんがお出迎え。
『b8ta』の特徴と、現在『b8ta Tokyo – Yurakucho』(有楽町)の店頭に並んでいる最新ガジェットについて、紹介してくれた。

写真左から、ベータ・ジャパン 広報&エグゼクティブアシスタントの岡田千佳さん、ゼネラルマネージャーの日高裕基さん。そして、さっそく目新しい製品を物色する玉城
『b8ta Tokyo』では、大手企業の製品から、スタートアップ企業で生まれたばかりのβ(ベータ)テスト中の製品まで、一般の小売店では体験できない最先端ガジェットをそろえています。
展示されているアイテムは毎月少しずつ入れ替わるので、いつ来ても新しい商品と出会うことができますよ。
気に入ったものがあれば、ここで買うこともできるんですか?
一部展示のみの商品もありますが、ご購入いただけますよ。来店者専用のコードを入れていただくことで、割引になる商品もあります。
それはいいですね。最新ガジェットをせっかく買うなら、自分の目で見て試してから買いたい人も多いはずですしね。
あと『b8ta』はRaaSビジネスのパイオニアということですが、具体的には?
新しい製品を見たり体験したりする「場所」、 製品説明やデモを行う 「接客」、 店頭に訪れた人の 「行動データ」 を、店頭に来店してくださる皆さまと『b8ta』に製品を置いてくださっているメーカーさまにご提供しています。

メーカーは『b8ta』に月額の出品料を支払うことで、自ら出店することなく新製品を来店者に紹介できる。b8taテスター(店舗スタッフ)が、来店者に製品紹介やヒアリングを行い、顧客の声や行動データをメーカーにフィードバックする仕組み
どういう属性の人がこの製品を手に取ったとか、どういうきっかけでその製品に興味を持ったかとか、そういうことをメーカーさんにデータとして渡している、と。
はい。それ以外にも、なぜこの製品を手に取らなかったか、買いたいと思わないのか、などの声もしっかりひろってフィードバックするようにしています。
また、来店したお客さまの声以外にも、さまざまなデータをメーカーさんに提供しているんですよ。例えば、店内にはAIカメラが複数設置されていて、来店者の行動データを可視化できるようにしています。

天井に複数のAIカメラが設置されている。どれがカメラなのか分からず「?」となっていると、「あれです、あの、ちょこんと付いてるベイマックスみたいなやつです」と日高さんが教えてくれた
メーカー側は、『b8ta Tokyo』の店舗で得たデータを活用して、マーケティングの戦略を立てたり、新商品の開発に生かしたりすることができるわけですね。
その通りです。実際、女性向けに開発された美容関連の製品を『b8ta Tokyo』に置いてみたところ、思いの外、男性が特に興味を示した、なんていうこともあるんですよ。
例えば、美顔器などの製品は、一般の家電量販店だと女性向けのコーナーに陳列されていて男性が入りにくい場所にあることが多いと思います。すると、潜在的なニーズを持っていても、男性がそれらの製品と出会うのは難しくなってしまう。
でも、『b8ta Tokyo』の空間は、属性にかかわらず訪れた人がすべての製品を手にとりやすいよう設計されています。すると、メーカーにとっても新たな顧客ニーズを発見する機会になるんです。
なるほど。来店者にとっても、普段自分が手に取らないものを取るきっかけになったり、意外な発見がありそうですね。そういう偶然の出会いから、自分の視野も広がっていきそう。
いざ! 「発想力」が光る最新ガジェット体験へ
お店に入った瞬間、私の目に留まったのがこれだったんですけど、一体何ですか?

左:『SwitchBot見守りカメラ』 右:『SwitchBotロック』
『SwitchBot見守りカメラ』はお子さんやペットの見守りのほか、防犯カメラとしても役立つアイテムです。
あ、この左側に置いてあるスマホに私たちが映ってますね。
この見守りカメラが映したものが、スマホに映っている状態です。何もないはずの部屋で動体が検出されると、スマホにアラートが飛ぶように設定できるんですよ。
うわー、アラート来てほしくないな……。
『SwitchBotロック』はドアに貼るだけで、スマホや音声で手軽に施錠や解錠が可能になります。
お隣に展示されているこちらも、スマートキーでしょうか?

指輪をさっとかざせば支払いができるんですね、これはぜひやってみたい!
スタイリッシュですよね。あとは、スマートロック対応端末に『EVERING』をかざすだけで鍵の解錠ができるようになっています。これは、最近追加された新機能です。

『EVERING』を『bitlock』に近づけると解錠できる。施錠はオートロック(詳細)
ファッションアイテムとしても使える「指輪」でそれができるというところが新しいですよね。お財布や鍵などの持ち物も減るし、生活がよりシンプルになりそう。
あと、個人的には美容関連のガジェットなんかも見たいのですが……。
こちら、試してみますか?

え~何ですか、この丸い物体は!?

しゅ~っと吹きかけると、軽くて柔らかい極薄ヴェールが肌に密着。「え!? 何これすごい! このヴェール剥がすのめっちゃ楽しい!」とおおはしゃぎ(詳細)
美肌関連の商品っていろいろありますけど、これは想像の上をいってました。お肌をきれいにしたいエンジニアの皆さんにもぜひ使ってみてほしいな。
最近は、オンライン会議などで自分の顔を見る機会も増えてますしね。こちらの製品は、男性の方もたくさん手に取ってくださっていますよ。先ほどお話しした通り、メーカーさんが思っていたより男性が興味を示したパターンです。
あと、お肌の他にも、最近目の疲れもすごく気になるんですよね。オンライン会議中の自分の顔を見ると、なんだか目がはっきり開いていないというか……。「私、こんな顔だったっけ」って思う時があって。
それであれば、こちらの製品も試してみては?

これは……VRか何かですか?

言われるがままに装着してみる玉城
目の周りを温めてくれるだけではなく、マッサージ機能もあり、眼精疲労がある方にもおすすめですね。
おお~! これはいい(笑)

ほにゃっと口があいてしまう気持ち良さ
エンジニアのようにPCやスマホの画面を長時間見続ける人にはすごく良さそう。眼精疲労対策も、最新ガジェットを使うと何だか楽しいですね。
あと、床や壁でピカピカ光ってるものもさっきから気になっていたのですが、これは一体何ですか…?

これは、『BLAZEPOD』という製品で、光ったところを足で踏んだり手で触ったりして、動体視力や反射神経を鍛えることができるアイテムです。
プロのアスリートの方がトレーニングで使うことが多いのですが、一般の方だとエクササイズやリハビリなどでも使えます。

躍動感ゼロの玉城の手
自宅でエクササイズもできるし、これなら子どもがいても一緒に遊べそうですね。
普段はジムなどに設置されることが多いのですが、自宅で使うことも可能です。ゲーム感覚で体を鍛えられるところがいいですよ。
作り手の発想力次第で、普段の生活がさらに楽しくなったり、便利になったり……どこまでもアップデートできる気がしてきました。いつか、この製品たちの開発者にもインタビューしてみたい!

最後は、日高さんと岡田さんにも指さしフォトにお付き合いいただきました。エンジニアの皆さんも、最先端ガジェットに触れて発想力を磨くGWを過ごしてみては?
※撮影時のみマスクを外しています。マスク着用の上、ご来店をお願いします
取材・文/栗原千明、玉城智子(ともに編集部) 撮影/桑原美樹
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