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インターネットが企業や家庭向けに普及し始めて20年以上が経過。今や誰もが毎日のようにWebサービスに触れ、情報発信やショッピングなどができる時代です。
そんなWebサービスを手がけるWebエンジニアは、「ITエンジニアの中でもっともユーザーに近いサービスを手掛けるエンジニア」といっても過言ではありません。
今回の記事は、そんなWebエンジニアの仕事内容や年収など、Webエンジニアを目指す人向けの情報が盛りだくさん。Webエンジニア転職時のコツなども解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「Webエンジニア」とは、その名の通りWebサイトやWebサービスなどWeb系のシステム開発を行うエンジニアを指します。それではWebエンジニアが具体的にどのような仕事をするのか、Web業界の特徴などを紐解いていきましょう。
一口にWebエンジニアと言っても、関わる領域によって「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」の大きく三つに分けられます。各エンジニアの主な役割は以下の通りです。
・フロントエンドエンジニア:レイアウトや文字入力システムなど、ユーザーが目に見える部分を担当
・バックエンドエンジニア:商品検索やユーザー認証など、サーバー側で動作する部分を担当
・インフラエンジニア:ネットワークやサーバーの設計・構築・運用などを担当
今や私たちの生活に欠かせないインターネットですが、私たちの生活に根付く前のインターネットは「汎用機」と呼ばれる、大企業や官公庁などで使われる大型コンピューターを指していました。
汎用機のシステムと比較すると、Webシステムは規模や予算がコンパクトで、プロジェクトが始まってからリリースまでの期間が短いのが特徴です。さまざまな職種と連携しながら複数のプロジェクトを同時並行で進めることが多いため、Webエンジニアにはマルチタスクスキルやコミュニケーションスキルが求められます。
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Webエンジニアの主な仕事は、WebサイトやWebサービスなどWeb上で利用されるシステムやアプリケーションなどの設計や開発、運用保守です。それぞれ具体的にどんな業務があるのかを見ていきましょう。
どのようなWebサイト・サービスを開発するのかを決め、仕様書を作成します。この工程ではクライアントのニーズをくみ取り、実現に向けた提案が必要となります。クライアントと開発側の間に齟齬が発生してしまうとその後のすべての工程が狂ってしまうため、しっかり説明や交渉を行い、共通認識を持って進めていくことが大切です。
仕様が決まったら設計書の内容に基づいてコーディングを行います。開発するシステムを細分化し、それぞれが完成したら単体テストを行い、問題がなければそれぞれのシステムを結合させて結合テストを行うのが一般的です。
ときにはクライアントの要望で、仕様書で決めた内容が急きょ変更になることも。Webエンジニアには突然の変更にも対応できる柔軟性が求められます。
システムを納品・リリース後も保守(メンテナンス)や機能追加などが発生します。企業によってはWebエンジニアがリリース後のレイアウト変更やSEOなどのマーケティングを担うこともあるでしょう。
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インターネットが一般家庭に普及するようになってから20年ほどしか経っていないこともあり、IT業界の中でもWeb業界の人材は平均年齢が低く、ベンチャー企業やスタートアップが多いのが特徴です。それに伴い、私服勤務やフレックス制など自由な社風や働きやすさを重視した制度を持つ会社が多い傾向があります。
一般的にIT業界はクライアントのシステムをクライアント先で開発するSESやSIer系の企業が多いのが特徴ですが、Web業界の場合はクライアントのシステム開発を自社で受託開発、自社のサービス開発を手掛ける「自社開発企業」が多いのも特徴です。自社内で開発する企業が多いからこそ、自由度の高い制度をつくりやすいというのもうなずけますね。
一口に「Web系の企業」と言っても数がとても多いため「まずどの企業から見たらいいか分からない……」という人は多いのではないでしょうか? そこでWebサービスを手掛ける企業をいくつかご紹介します。大企業ばかりなのでご存じの人も多いと思いますが、企業選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
従業員数:7,167人 平均年齢:35.2歳(2021年3月31日時点)
インターネット普及期の1990年代に設立され、日本のWeb業界を切り拓いた企業の1つ、ヤフー。100以上のサービスを持ち、その事業規模の大きさはもちろんZOZOの買収やLINE株式会社との経営統合など、攻めの経営姿勢でもたびたび話題になりますね。
ヤフーではリモートワークやフルフレックス制度を取り入れており、産育休からの復帰割合は99%、男性育休取得率も5年間で約8倍に増えるなど、誰もが活躍できる環境に向けて人事制度や働き方のアップデートに注力しています。採用難易度は高いですが、30歳以下であれば未経験から応募ができる「ポテンシャル採用」も実施しています。
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技術トレンドに振り回されるな――【ヤフー CTO・藤門千明】「ビジョンはあるか」エンジニアは自分の胸に問いかけよ【連載:CTO】
従業員数:1587人 平均年齢:33.2歳(2021年12月17日時点)
「アメーバブログ(アメブロ)」「グランブルーファンタジー」などさまざまなサービスを立ち上げ、今や巨大企業に成長したサイバーエージェント。1社あたりの平均勤続年数が短い傾向にあるWeb業界でありながら「実力主義型終身雇用」を提唱し、実際に10年以上サイバーエージェントで働くエンジニアも多いのだとか。
グループ会社や事業が多く1社でさまざまな経験が積める点はサイバーエージェントならではの利点かもしれません。
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・新卒入社12年目のエンジニアと採用責任者に聞く“1社で長く働く”意義。「市場価値を上げることに社歴や転職回数は関係ない」
・「世界と日本の差は、技術力じゃない」サイバー藤田晋がエンジニアに告げる“クオリティーに妥協しない企業”のススメ
従業員数:1060人 平均年齢:33.5歳(単体/2021年9月24日時点)
「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションにCtoCマーケットプレイス「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」などの提供を行うメルカリ。メルカリでは国内外から集まったAIエンジニアを起用しており、エンジニアのレベルがとにかく高いことで有名です。
またメルカリではフルフレックス制度や希望のPC・スマホ支給、セミナー参加費用の会社負担などエンジニアの労働環境への投資も盛んです。
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・1000人体制でもエンジニアが成長する組織とは? 海外事例から学ぶテックキャリアの拡げ方【メルカリ CTO・名村卓】
・MITからメルカリにやってきた20代AIエンジニアが放つ偉才っぷり「趣味でやってみたら天職でした」
●Sansan株式会社
従業員数:928人 平均年齢:32.3歳(単体/2021年5月31日時点)
名刺管理分野でプラットフォームを運営し、「名刺管理といえばsansan」のイメージ形成に成功したSansan。安定した収益をもとにオンライン請求書受領サービス『BillOne』やセミナー管理システム『SeminarOne』など新規事業にも注力しています。
SansanではAI技術者の活動拠点『Innovation Lab』や古民家を改装したサテライトオフィスといったワークスペースのほか、自宅勤務を選択できる「イエーイ」や平日と休日の勤務日を入れ替えられる「どにーちょ」などユニークな制度が豊富。話題性だけでなく、生産性向上や事業成長を後押しする制度が多く整っています。
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・シリコンバレーで働いて気付いた「技術力向上」だけに固執するエンジニアのダメさ【Sansan CTO 藤倉成太】
・退職ツイートにDM100件以上!元エムスリー西場さんの転職から見る「声が掛かるエンジニア」になるヒント
従業員数:554人 平均年齢:34.5歳(単体/2021年3月31日時点)
『m3.com』などの医療プラットフォームを提供し、今後市場規模が拡大するといわれているヘルスケア領域で確固たる地位を築いているエムスリー。
連結ベースで7100名を超える規模の企業でありながら「ベンチャーであり続けること」という精神をかかげており、「社長意識」をキーワードに全員がプロフェッショナルとして専門性を発揮することを求めています。
エムスリーの採用ページではSIer出身のエンジニアが多く、各分野における専門領域を持つ人材が重宝されると言えそうです。
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・コロナ直撃でも開発を加速できた理由は? 時価総額3兆円のシステムを支える、エムスリーのレジリエンス
・現場or管理、受託or自社開発、技術or事業貢献?「二者択一の考え方はエンジニアのキャリアを先細りさせるだけ」【Sansan 藤倉成太×エムスリー 山崎聡】
従業員数:415人 平均年齢:34.1歳(2021年3月23日時点)
日本最大の料理レシピサービスを手がけるクックパッドでは、さまざまな領域のエンジニア採用を行っており、各領域のプロフェッショナルが活躍しています。
クックパッドのサービスはほとんどがRubyでコーディングされていますが、GoやJavaなど適材適所でさまざまなプログラミング言語を使い分けており、2018年にはマイナー言語とされているRustの導入も発表。技術投資が盛んな企業であることが分かります。
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従業員数:400人 平均年齢:35.0歳(2021年09月14日時点)
2012年に創業し、わずか3年でアメリカ進出。ニュースアプリ『SmartNews』のダウンロード数は日米で5000万を超え、世界150ヵ国以上にサービスを提供するなどグローバル企業として成長するスマートニュース。
一方で、従業員数はわずか400名程度と少数精鋭での企業経営が特徴です。国内外問わず優秀な人材が集まっており、スキルアップを目指す人には最適の環境と言えるでしょう。
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No.1ニュースアプリ『SmartNews』は、なぜ記事表示の“待ち時間ゼロ”を実現できたのか? エンジニアが明かす「速度向上」のための絶対ルール
過去に創業者や取締役を経験したメンバーを中心に構成されているLayerX。「すべての経済活動を、デジタル化する」をミッションに請求書AIクラウド『バクラク請求書』などを提供しています。
LayerXではリモートワークやフレックス制度、男性育休の導入など社員の働きやすさを重視したワークスタイルを取り入れており、CEOである福島良典さんを始め各部署のメンバーと直接話せるカジュアル面談など、等身大のLayerXを知ることができる仕組みも多数。カジュアル面談は転職意思に関係なく受けることができるため、「まずWeb企業の雰囲気を知りたい」という人にもおすすめです。
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・【LayerX CEO福島良典】2度の起業から見えた「スタートアップが勝つための鉄則」
・「日本はソフトウエアと全く向き合えてない」投資視点でキャリアを描く、LayerX新CTO・松本勇気の決断と覚悟
Webエンジニアの業務領域は企画から設計、開発、運用など多岐にわたるため、プログラミングスキルはもちろんデザインやマーケティングなど幅広い知識・スキルが求められます。Webエンジニアに求められる基礎的な知識やスキルを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
IT業界では上流工程を担当するエンジニアをSE、コーディングなど下流工程を担当するエンジニアをPGと区別することがありますが、Web業界では1人のエンジニアが上流~下流工程まで担当することも珍しくありません。そのため、Webエンジニアにはプログラミングスキルが求められることが多いです。
一口にプログラミングスキルと言っても、担当領域によって必要なプログラミング言語は異なります。フロントエンドエンジニアならJavaScriptやHTML/CSS、バックエンドエンジニアならPHPやJava、RubyやPythonのなどの知識が必要です。
膨大な情報を登録したり特定のデータを抽出したりするには、データベースを操作するSQL言語の知識が必要不可欠です。また最近ではサーバーを自社で運用するオンプレミスよりもクラウド上で管理するケースも増えているので、AWSやGCPなどに関する知識があるといいでしょう。
フロントエンドエンジニアであってもサーバーやネットワーク、データベースの基礎知識がある人材はより重宝されます。
企業にとってセキュリティー面の強化はサービス品質に直結する重要事項です。特に、Webサービスはユーザーのメールアドレスや住所、口座番号、クレジットカード情報などの個人情報を扱うことが多いため、個人情報の漏洩を防ぐためのセキュアなシステム構築が求められます。また、年々高度化するウィルスの侵入を防ぐ対策や、万が一不具合が起きた際の対策も必要です。
LAMP環境とは、Webアプリケーションを開発する環境を構築する上で欠かせないオープンソースソフト四つの頭文字を組み合わせたものです。
L:Linux:サーバーでよく使用されるOS
A:Apache:世界ででもっとも多く使われているWebサーバー
M:MySQL:データベースソフト
P:PHP:サーバーサイドでよく使用されるプログラミング言語
この四つは10年以上もの間Web開発で欠かせないオープンソフトとされており、Webエンジニアを目指すならぜひ身に付けておきたいスキルです。
Webエンジニアになるのに必須の資格はありませんが、Webエンジニア未経験者が転職時に知識やスキルをアピールするのに資格は有効です。また資格は自分のスキルレベルを把握するのにも役立ちます。Webエンジニアを目指す人におすすめの資格を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格で、ITに関する基礎知識を証明する資格です。ITそのものの知識だけでなく、ビジネスや経営に関する知識も問われるため、エンジニア以外の受験者も多いのが特徴です。IT関連の資格としてはもっとも難易度が低い資格とされています。
ITパスポートと同じく独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格で、IT関連の資格の中で人気の高い試験です。IPAの公式ページでは「高度IT人材となるために必要な基礎的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」と説明されており、ITパスポートよりも技術者向けの試験といえるでしょう。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格で、基本情報技術者試験の上位に位置付けられる試験です。基本情報技術者試験がIT初心者を対象にしているのに対し、応用情報技術者試験はIT業界である程度経験を積んだ人が対象です。応用情報技術者試験を取得していれば、就職において大きくアピールできる要素となるでしょう。
冒頭でも紹介したとおりWebの世界はまだ歴史が浅く、IT業界の中でも少し特殊な雰囲気があるといえます。他職種からWebエンジニアにキャリアチェンジを目指す人は、Webエンジニアの働き方やキャリアパスなどを知り、転職後の姿をイメージできると良いですね。Webエンジニアならではの転職時のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
一口に「Webエンジニア」と言っても、クライアントのWebサービス開発を請け負うSESやSIer系の企業と、自社サービス開発を手掛ける自社開発企業では働き方は大きく異なります。
SESやSIer系の企業であればクライアント先の企業内で客先常駐エンジニアとして働くのが一般的です。プロジェクトによって働く場所やメンバーなどの環境が変わるため「さまざまなコネクションをつくりたい」「さまざまな技術に触れてみたい」という人にとっては最適な環境でしょう。
一方で自社開発企業の場合、私服勤務やフレックス制など自由度の高い働き方ができることが多いのが特徴です。もちろんユーザー向けのサービスを手掛けることが多いため、納期に応じて残業が発生したり不具合による急な対応が求められたりすることはありますが、「自分のペースで働きたい」「スーツを着て働きたくない」という人には嬉しいポイントですね。
いずれにしても、Web業界はこの約20年の間に他に類を見ないほどの発展を遂げており、そこで働く人々には新しい技術や情報をキャッチアップする姿勢が求められます。またユーザーの反応やバグに対応するスピード感は他業種と比較するとかなり早いのも特徴です。これらのWeb業界ならではの特徴に馴染める人であれば、Web業界へのハードルは低いといえるでしょう。
Webエンジニアとしてキャリアを積んだ後は「エンジニア」「マネジメント」「別職種」の三つの進路があります。それぞれ具体的にみていきましょう。
Webエンジニアとして知識やスキルを磨き続けるキャリアです。
といっても、ただコードが書けるだけではキャリアアップするのは難しいでしょう。ある特定の分野に精通したITスペシャリストや、逆に幅広い分野に精通したフルスタックエンジニア、高い技術力とマネジメントスキルを備えたテックリードやCTOなどのキャリアがあります。
エンジニアとしての知識や経験を活かしつつ、後輩の教育や部署・クライアントとの交渉などマネジメント領域に軸足を置くキャリアです。
まずはチームリーダーからスタートし、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャーへとキャリアアップしていくのが一般的です。近年ではエンジニアチームのマネジメント責任者としてVPoE(VP of engineering)を導入している企業も増えています。
Webエンジニアとして培った知識やスキルをもとにビジネスサイドで活躍するなど、別職種にキャリアチェンジすることも可能です。
昨今、ITの知識、とりわけWebサイトやWebアプリケーションの知識はビジネスにおいて必要不可欠となっています。Webエンジニアとしての経験は、セールスエンジニアや、WebディレクターやWebコンサルタントなどのポジションで重宝されるでしょう。
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カカクコムの「求人ボックス 給料ナビ」によると、Webエンジニアの平均年収は597万円で日本の平均年収である411万円と比較するとかなり高いと言えるでしょう。
一方で全体の給与幅としては364~867万円と比較的広く、スキルや経験、勤める企業などによって大きく差がでることが分かります。着実にキャリアアップしたいなら、コーディングスキルはもちろん、セキュリティーやデザイン、マーケティングなど幅広い領域の知識を身に付けることが大切です。
先ほど「Web業界は他業界と比較すると自由度が高い傾向がある」と説明しましたが、その自由度の高さは働き方だけでなく採用面でもしばしば話題となります。
これまでの転職活動と言えば求人サイトなどに掲載された求人広告に応募し、担当者と面談や面接を経て採用……という流れが一般的でしたが、近年では採用担当が候補者に直接アプローチをする「ダイレクトリクルーティング」も主流となりつつあります。
さらに、Twitterの発信を見た採用担当者が候補者に直接DMを送って採用活動をすることも珍しくありません。また音声配信SNSのClubhouseで採用イベントを実施するなど、採用にSNSを取り入れる企業も増えています。
すぐに転職する意思がなくとも、これまでの職務経歴やポートフォリオなどをSNSで発信することで思わぬチャンスが手に入るかもしれません。
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・機械学習エンジニア・ばんくしさんの事例に見る“後悔しない転職”の秘訣「大切なのは、今日、今から動き始めること」
・メルカリ・グッドパッチ・LayerXがエンジニア採用の裏側を公開!コロナ禍に始めた“声採用”の効果とは
結論から言うと、Webエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。その理由は、IT市場そのものが継続的に拡大しているから。さらにSNS、オンラインゲーム、動画配信などモバイルデバイスやWebコンテンツも著しく進化を続けており、Webエンジニアの需要は今後も高まっていくことが予想できます。
一方で、不具合やユーザーの反応による改修などスピード感が求められる場面が多くあったり、他サービスとの差別化のために新しい技術を取り入れてみたりと常に変化が求められる職種でもあります。スピード感の早い業界で、トライアルアンドエラーの過程を楽しめる人こそがWebエンジニアとして活躍できる人だと言えるでしょう。
「ユーザーと距離が近い」「自由度の高い働き方ができる」など、IT業界の中でも一線を画しているWebエンジニア。専門性が高い職種なので常に学び続ける姿勢は大切ですが、「スピード感」や「好奇心旺盛さ」といったWeb業界ならではの特徴に馴染めるかという点も大きなポイントですね。
またWebエンジニアは、使用する言語などの共通点が多い業務系や組み込み系のエンジニアがキャリアチェンジしているケースが多いのも特徴の一つ。Webエンジニアに興味がある人は、まずは自分のスキルとWebエンジニアの共通点を探ってみるのもいいかもしれません。
文/赤池沙希
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