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エンジニアの幸福度、完全出社がフルリモートを下回る結果に 年収よりも働き方が大きく影響か

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出社回帰の動きが広がる中、エンジニアにとって「どこで働くか」は、幸福度にどのくらい影響するのだろうか。

技術者のキャリアを考えるWebマガジン『エンジニアtype』が全国のITエンジニア339人を対象に実施した調査では、完全出社で働くエンジニアと、フルリモートで働くエンジニアの幸福度に0.64ポイントの差が見られた。

フルリモートで働くエンジニアの幸福度平均は3.52。一方、完全出社では2.88だった。

全体平均の3.22と比較しても、フルリモートは上回り、完全出社は下回る結果となっている。

エンジニアの約3人に1人は「完全出社」

全国のITエンジニア339人を対象としたエンジニアtypeの調査では、現在の働き方は完全出社33%、フルリモート28%、週2〜3日リモート30%、週1日リモート9%で、約3人に1人が完全出社で働いている

今回の調査では、現在の働き方について「フルリモート」と回答したエンジニアは28%。「週2〜3日リモート」が30%、「週1日リモート」が9%だった。

一方、「完全出社」は33%。約3人に1人のエンジニアが、完全出社で働いていることになる。

では、働き方によって幸福度にはどれほどの違いがあるのか。

本調査では「あなたの人生の幸福度について教えてください」という質問への回答をもとに幸福度をスコア化。働き方別に比較すると、次の結果となった。

フルリモート 3.52
完全出社   2.88
全体平均   3.22

その差は0.64ポイント。今回分析した項目の中でも、働き方による幸福度の開きは大きかった。

全国のITエンジニア339人を対象としたエンジニアtypeの調査で、5段階評価による幸福度の平均は完全出社2.88、フルリモート3.52、全体平均3.22となり、完全出社とフルリモートの間に0.64ポイントの差が見られた

「年収」より大きかった、働き方による幸福度の差

興味深いのは、年収帯による幸福度の差と比べても、働き方による差が大きかったことだ。

今回の調査では年収帯による幸福度にも違いが見られたが、その最大差は0.44ポイント。一方、完全出社とフルリモートの差は0.64ポイントだった。

全国のITエンジニア339人を対象としたエンジニアtypeの調査で、5段階評価の幸福度平均は年収500万円以下が3.01、501〜999万円が3.45、1000万円以上が3.41。年収帯による最大差は0.44ポイントで、働き方による0.64ポイント差を下回った

もちろん、今回の結果だけから「フルリモートにすれば幸福になる」「完全出社だから幸福度が下がる」と因果関係を断定することはできない。職種や年収、仕事内容、家庭環境など、幸福度にはさまざまな要因が関係するためだ。

ただ、別の質問でも「働き方」の存在感は大きい。

現在の職場に「非常に満足」「満足」と答えた144人に、最も満足している要素を聞いたところ、トップは「勤務時間・働き方」の25%。仕事内容・役割の21%、人間関係の20%を上回った。

職場に「非常に満足」「満足」と回答したITエンジニア144人に最も満足している要素を聞いたエンジニアtypeの調査。「勤務時間・働き方」が25%で最多となり、「仕事内容や役割」21%、「人間関係」20%を上回った

出社か、リモートか。

少なくとも今回の調査では、「どこで、どう働けるか」がエンジニアの幸福度や職場への満足と無関係ではないことを示す結果となった。

エンジニアtypeではこのほか、年収と幸福度の関係、転職による年収変化、スキルアップへの自己投資、年代別のキャリア不安などを調査。結果をまとめた「エンジニアのキャリア&転職白書2026」を近日公開予定だ。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国のITエンジニア
有効回答数:339名
調査期間:2025年5月14日~5月16日

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