「FDEが必要な会社はほぼない」CTO以上に難しい? 柳川慶太が語る新職種ブームの落とし穴【動画】
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「FDEが必要な会社は、ほぼそんなないと思ってます」
AI時代の新たなエンジニア職として、注目を集める「FDE(Forward Deployed Engineer)」。
顧客の現場に入り込み、自社の技術やプロダクトを使って課題解決に取り組む仕事だ。日本でもFDEを採用・導入する動きが話題になる中、そんなブームに疑問を投げかけるのが、エンジニアやPdMとしての経験を持つ柳川慶太さんだ。
「難易度を考えると、一般的なCTOやCPOを超える可能性すらある」
「受託開発と変わらない、というのはありえる」
柳川さんが指摘するのは、FDEという職種の可能性と、その導入に潜む落とし穴だ。
なぜFDEが必要な会社は限られるのか。FDEと従来のSIer・受託開発は何が違うのか。そして、AI時代にエンジニアやPdMの役割はどう変わっていくのか。
エンジニアtypeが柳川さんに聞いた約50分のインタビューを、動画で公開する。
「FDEが必要な会社はほぼない」その真意とは?
FDEは、単に顧客先で開発するエンジニアのことではない。
自社プロダクトを基盤に、顧客の課題を深く理解し、技術的な解決策を実装する。その一方で、個別の要望に応え続けるだけでは、SaaS企業が本来持つ事業の拡張性を損なう危険もある。
柳川さんは、FDEが必要な企業は限られると考える理由を、プロダクトの特性やビジネスモデルの観点から説明する。
話題になっているからという理由だけでFDEを導入しても、期待した成果が得られるとは限らない。重要なのは、その企業にFDEという役割が本当に必要なのかを見極めることだ。
FDEはCTO・CPO以上に難しい仕事なのか
もう一つ印象的なのが、柳川さんによるFDEの難易度への評価だ。
「規模によってはSaaS会社のCTOとかCPOを超える可能性もあるんじゃないですかね」
FDEには、顧客の業務や課題を理解する力に加え、プロダクトへの深い理解、技術的な実装力、ビジネス上の判断力など、幅広い能力が求められる。
新しい肩書きを設ければ、それだけで高度な顧客課題を解決できるわけではない。
むしろ、求められる役割の広さを考えると、FDEを組織として成立させること自体が難しいのではないか。柳川さんの発言からは、そんな問いも浮かび上がる。
FDEブームは、エンジニアの仕事をどう変えるのか
動画ではさらに、FDEとSIer・受託開発との違いや、PdMの役割をFDEに置き換えようとする動きについても議論が広がった。
AIによってコードを書くハードルが下がり、エンジニアとPdMの役割の境界が変化しつつある今、肩書きや職種の名前にどれほど意味があるのだろうか。
FDEは本当に新しい職種なのか。それとも、これまでにも存在していた仕事を、新しい名前で呼んでいるだけなのか。
FDEという一つの職種を入り口に、AI時代のエンジニアの役割と、企業が技術者に求める価値を考える52分となっている。
▼FDEがSaaS企業のビジネスモデルにもたらすリスクについては、以下の記事でも詳しく紹介している。
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