大森さん:以前『令和の虎』にも出たりして、やんや言われるのは慣れています(笑)。
むしろ、ウエルカムです! で、さっそく本題ですが、ひろゆきさん。『DYSTOPIA』って失敗するんですか?
ひろゆきさん:と思います。
大森さん:な、なぜでしょう!?
ひろゆきさん:そもそも、有料のSNSは、無料では手に入らないぐらいのサービスを提供しないとユーザーに納得してもらえないんですよね。
んで、有料のSNSでうまく行ってるモデルはおいらの知る限りは、出会い系サイトとオンラインサロンぐらいしかないです。
大森さん:出会い系とオンラインサロンですか......
ひろゆきさん:出会い系サイトは「出会えるかも!?」という期待感にユーザーはお金を払いますが、ほとんど短期間で解約される。それでも広告を打ちまくって、ユーザー数を維持していく。つまり、コミュニティーとしての価値を高めるというよりは、焼き畑農業モデルです。
オンラインサロンも「もうかるかも!?」とか「知識やコネが増えるかも!?」というモデルですが、短期でだいたい状況つかめちゃうので、ユーザー継続期間が長くないです。
んで、コミュニティーは長期で文化や雰囲気を維持できないと成立しなくなるので、有料コミュニティーは新規が増えずに過疎化して終わる、というのがたいていのオチかなと。
引用元:ひろゆき「失敗する」宣言!話題のSNS『DYSTOPIA』開発者と対談【連載:僕ならこう作るね】
あのエンジニアの前では、さすがのひろゆきも論破を封印? “テックなひろゆき節”が読める記事4選
新規気鋭のエンジニアが開発したプロダクトに物申したり、著名なエンジニアと今後の技術者のあり方を探ってみたり。テックな話題を独自の視点で、時にばっさり斬るひろゆきさん。
他メディアでなかなか見られない、“テックなひろゆき節”が読める連載『ひろゆきの「僕ならこう作るね」』がスタートして早半年。ここで過去4回をまとめてみたい。
エンジニア、そしてプロダクト開発に対するひろゆきさんの独自の考えや視点が対談形式で読みやすく綴られているので、ぜひこの機会に開発ライフのヒントにしてみてはいかがだろうか。
話題のSNS『DYSTOPIA』開発者に「失敗すると思いますけどね」とひろゆき。痛烈な一言のワケとは?
記念すべき連載第一回に取り上げたのは、2023年9月にβ版をリリースするやいなや、SNSやテレビで話題となり、たった3日で一気にユーザー数が5万人を突破した話題のSNS『DYSTOPIA』。
その開発者である大森翔吾さんにひろゆきさんは「失敗すると思いますけどね」と強烈な一言……。
その理由とは?注目度急上昇中のプロダクトが抱える問題点を指摘しつつ、「有料に値する」プロダクトを作ることの難しさが語られた。
なぜ、話題の画像生成AIはビジネスとして成立しないのか「法人向けなんて到底無理」の真意
次にご紹介するのは、誰でも簡単に画像がつくれる画像生成AI『Akuma.ai』の開発者・福山裕介さんとの対談だ。こちらでも、ひろゆきさんは開口一番から「所詮は個人の面白ツール止まりっすね」と強烈な一言を放つ……。
一体、何がそんなにダメだというのだろう。その理由を、開発者の福山さんとともに聞いてきました。
ひろゆき:個人の面白ツールとしてなら全然アリですけどね。ビジネス展開は難しいと思いますよ。
福山さん:おっしゃる通り、生成AIサービスで少し先を行く海外でも面白ツール止まりのプロダクトが多いですよね。そこからどう抜け出して、日本で継続的に使われるための価値を作れるかを模索していまして。
ひろゆきさん:X(旧Twitter)オーナーのイーロン・マスクが「この機能を廃止します」と言えば、各種ツールが突然使えなくなるように、生殺与奪は他社次第ですよね。
SDが止まったら『Akuma.ai』は使えません、っていうのはプロダクトとしてどうなんでしょう。
福山さん:そもそも、AIをクラウド上で動かしてwebのUIで操作できるようにするだけでも、とても意味のあることだと考えています。
実際、「世の中のどんな画像生成モデルでも動かせる」インフラ技術を作ることはそんなに簡単なものではありません。単にAIにUIをつけたものとは、大きな違いがあるんです!!!
引用元:ひろゆき「法人向けなんて到底無理」の真意とは? なぜ、話題の画像生成AIはビジネスとして成立しないのか
ひろゆきがRubyの父・まつもとゆきひろに聞く「弟子募集しないんですか?」
たまには「論破しないひろゆき」を見てみたい。そんなエンジニアtype編集部の欲望から、連載三回目は少しだけ方向性を変更。
一回目、二回目と新進気鋭のプロダクトを取り上げ「僕ならこう作るね」と語ってもらっていたが、第三回では「ひろゆきさんが今一番話してみたいエンジニア」と対談し、ひろゆきさんが聞いてみたいことを聞く、という趣旨で対談を決行した。
ひろゆきさんの対談希望相手は、Rubyのパパこと、まつもとゆきひろさん。
「自分が作った言語が沢山の人に使われ広がっていく感覚ってどんなだろう」と純粋な質問をぶつけるひろゆきさんに、Rubyの生みの親は何を語るのか? 対談では、まつもとさんの開発者としての想いも見えてきた。
まつもとさん:英語で苦労したりするときに「世界中の人が一つの言葉を喋ったほうが便利じゃん」とは必ず思うことなのですが、実際に統一しようとすると困難なことだらけです。
エスペラントも成功しているとは言い難いですし。それと同じようにプログラミング言語の統一も困難じゃないでしょうか。
ひろゆきさん:感情的には難しいのは分かります。ただ、AppleとGoogleがスマホアプリを書ける言語を統一して「他の言語のアプリは審査を通しません」とかやると可能なのかなぁ、、と思ったり、、
まつもとゆきひろさん:スマホアプリの世界は、AndroidはJava(またはKotlinなどのJVM言語)、iOSはSwift(またはObjective-C)で既にある程度統一していますね。
それでも、少数派ですが、それ以外の言語を使う人はいなくなっていませんし、スマホアプリ以外の世界ではいまだに数多くの言語が使われていて減る傾向はありません。実際、Rubyを使ってiOSアプリを開発している人もいます。
「感情的に難しい」とおっしゃったのは慧眼で、ソフトウェア開発では結局、純粋技術的な理由だけではなく、好き嫌いなどの情緒的な要素は無視できないのです。
引用元:ひろゆきがRubyの父・まつもとゆきひろに聞く「弟子募集しないんですか?」
ひろゆき×ドワンゴ川上量生が「エンジニアは頭が悪くないと大成しない」と語るワケ
最後にご紹介するのは、ドワンゴ創業者の川上量生さんとの対談だ。日本最大級の動画配信サービス『ニコニコ動画』を立ち上げた人物と、日本最大級の匿名掲示板『2ちゃんねる』開設者。
日本のインターネットサービスを躍進させた立役者たちは、今何を語るのか? 対談では、川上さんのドワンゴ創業時を振り返りつつ、日本のエンジニアが成長するためのヒントを熱く語っている。
川上さん:僕が集めてきたプログラマーはプログラミング未経験の頭の良さそうな ネットゲーマーだけです。
なので初期のドワンゴは、森さん率いる天才ハッカー集団からなる超強力な開発チームと、僕の率いる廃人ゲーマーによる即席プログラマーメインの弱小開発チームの二つからできてました。
僕と森さんで最初に考えたドワンゴのビジネスモデルは単純で、優秀な僕ら(といっても森さんチームだけですが)は控えめにいっても普通の開発会社の半分以下の工数でソフトウェアを開発できる。
なので、実際にかかる工数の2倍で見積もりを出せば、半分は利益で丸儲けのはずだ、というものでした。
とても簡単な算数ですが、後から振り返るとそこが「理系のずるさの限界」でした。
編集部:理系のずるさ?
川上さん:理系って、ずるいことやろうとしても大してできないんですよ。
ひろゆきさん:あぁ
川上さん:僕らはドキドキしながら2倍の見積もりを出したんですけど、本当は10倍ぐらい出すべきでした。じゃないと儲からない。実際は想定よりも工数がかかることがあり、2倍じゃ利益出なくてめちゃくちゃ大変です。
引用元:ひろゆき×ドワンゴ川上量生が「エンジニアは頭が悪くないと大成しない」と語るワケ
エンジニアtypeでは今後もひろゆきさんの連載を更新予定。他のメディアではなかなか見られない、技術視点から熱く深く語るひろゆき節をお楽しみに!
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