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技術力があっても「見た目」で損をする。現役PMOが教える、客先で評価されるエンジニアの条件

NEW!  スキル

現場を知り尽くしたPMOが教える

技術を、評価に変えるコツ

客先常駐の現場では、技術力だけで成果や価値が正しく伝わるとは限りません。相手に合わせた伝え方、意思決定者を動かす報告、信頼を損なわない振る舞い、情報をつかむ動き方もまた、プロジェクトを前に進めるための技術です。 本連載では、数多くの開発現場を見てきたPMO・甲州潤さんが、客先で評価される人と損をする人の違いを実例から解説。単なるコミュニケーション論やマナー論ではなく、技術力を成果と評価につなげ、その経験を次の現場でも通用するキャリアの資産に変えるための「現場技術」を紹介します。

「自分はファッションや身だしなみになんて興味がない」
「服や外見に気を遣う時間があるなら、1行でも多くコードを書き、技術書を読みたい」

最初にお断りしておきますが、もしあなたがもともと服装にこだわりがあり、日頃からおしゃれを意識しているなら、今回の記事を読む必要はありません。

この記事を届けるべきなのは、まさに「ファッションに全く興味がなく、外見なんてエンジニアの評価に関係ないと思っている人」です。

客先常駐(SES/SI)の現場において、「人は見た目じゃない、中身(技術力)だ」という主張は半分正しく、半分は考え直したほうが得することが多いです。

実は、多くのエンジニアが技術力や実績をアピールする「前の段階」で、無意識のうちにお客さまから「この人には仕事を振りづらい」「重要な会議に呼びたくない」と判断され、知らず知らずのうちに大損をしています。

今回は、あえてエンジニアの現場では避けられがちな「見た目」と「社会人としての振る舞い」を取り上げ、それがなぜ結果的に得するための「先行投資」になるのかを解説します。

プロフィール画像

株式会社office Root(オフィスルート)
代表取締役社長
甲州 潤(こうしゅうじゅん)

国立高専卒業後、ソフトウェア開発企業でSEとして一連の開発業務を経験し、フリーランスに転身。国内大手SI企業の大規模プロジェクトに多数参画し、優秀な人材がいても開発が失敗することに疑問を抱く。PMOとして活動を開始し、多数プロジェクトを成功へ導く。企業との協業も増加し、2020年に法人化。さまざまな企業課題と向き合う日々。著書『DX時代の最強PMOになる方法』(‎ビジネス教育出版社)

「職人=見た目は関係ない」という大きな誤解

「職人=服や見た目は関係ない」という文脈で個人のスタイルが語られることがありますが、本当にそうでしょうか。

一流のシェフや料理人を想像してみてください。彼らは料理の腕を磨くだけでなく、真っ白な調理服とコック帽を身につけ、手元や厨房を徹底的に清潔に保っています。どんなに味が美味しくても、服が汚れ、爪が伸びたシェフの料理を、お客さまが気持ちよく食べられるはずがありません。

自社内で閉じた開発ならまだしも、あなたが向かうのは「お客さま(他社)」のオフィスです。

「人は見た目じゃない」という言葉は、何年も同じ人間関係が続く固定されたコミュニティでしか通用しません。客先常駐エンジニアは、数カ月や数年単位で現場が変わり、常に新しい顧客やメンバーとの「初対面」が発生する環境に身を置いています。

そして、初対面の相手に対して、人は最初の数秒で次のような判断を下しています。

お客さま

この人は、最低限のコミュニケーション(会話)が通じるのだろうか?

お客さま

この人に相談して、本当に大丈夫だろうか?

お客さま

自社の取引先や上層部の前に、この人を連れていけるだろうか?

あなたがどれほど素晴らしい技術を持っていたとしても、外見のファーストインプレッションで「話しかけづらい」「社会人としてのマナーに不安がある」と判断された瞬間、技術を見せるスタートラインにすら立てなくなってしまうのです。

実際にプロジェクトの打ち合わせでプロジェクトの文化に合わない、社風に合わないという理由でプロジェクトメンバーとして参画できなかった方々をたくさん見ています。

「おしゃれなんて必要ない」最もコスパの良い身だしなみ

外見を整えると言っても、センスの良い私服を着こなす必要は1ミリもありません。奇抜なおしゃれを目指すのは、その人自身の「見た目(キャラクター)」が商品になるアーティストや一部のカリスマだけで十分です。

エンジニアがお客さま先で目指すべきゴールは、おしゃれだと褒められることではなく、「誰からも文句を言われない状態(プラスマイナスゼロ)」を作ることです。

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書籍紹介

『DX時代の最強PMOになる方法』
著:甲州潤

書影 最強PMOになる方法

▼こんなエンジニアはぜひお読みください。
・今の仕事に不満を持っていて、現状を変えたいと思っている
・給料をアップしたい
・エンジニアとしての将来が不安だ
・キャリアアップをしたいが、何をしたらいいかわからない
・PMOに興味がある
・PMOとして仕事をしたい

【目次】
第1章 一番稼げるIT人材は誰か
第2章 これからはPMOが1プロジェクトに1人必要
第3章 SEとPMOの仕事は何が違うか
第4章 稼ぐPMOになる7つのステップ
第5章 優秀なPMOとダメなPMOの見抜き方
第6章 PMOが最低限押さえておきたいシステム知識とスキル
第7章 システムは言われた通りに作ってはいけない
第8章 どんな時代でも生き残れる実力をつけよう

>>>詳細はこちら

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